新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

息子と二人だ(1)

1月26日
奥さんと娘と別行動の二日間初日。

今日は、朝から映画を見る。
内容が前々から非常に気になっていた
ライフ・オブ・パイ」だ。

トラと二百何日も過ごしたという
青年の話しらしい。


これは、心あたたまる青年と猛獣の話しに違いない!


と、勝手に決めつけていた。
そう、対した前情報も仕入れずに
(その方がどんな200日だったか楽しめるかと思って)
自分の想像したライフ・オブ・パイを楽しみにしていた。



けども、
色々な意味で裏切られた。

まず、トラは猛獣だ。
どこまで行っても猛獣は猛獣で
人間になつくことなどない、という
一貫した流れ…

でも、これはこれで面白い。
なついてしまったら、ある意味終わりだし
そこからはファンタジーになってしまうだろう、
リアリティのある話しにするためには
トラが最後の最後まで懐かないというのは
設定としては面白かった。

で、この段階で頭の中で想像していた映画は
いとも簡単に崩れ去った。



いや、正直言うと
始まって10分ほどで
これは違うぞ…と流れで気づいた。


しかし、ご存知のように映画は
途中で止めることも巻き戻すこともできない。
ある意味強引に、その世界に入っていかねばならない。




で、最後の最後で
また、ちょっとした「えー」が。



そっか、そういう話しか…と。



ファンタジーとか友情とか
青年の成長物語とか、
そんなもやっとした、
淡い感じの話しでは全然なかった。



うーん。





そして、誕生日の近い息子と
誕生日プレゼントの下見がてら
近所の模型屋へ。

今、息子はレゴ(今更!)か
タミヤ模型のモーターを使った
自分で作るなんちゃらキットかを悩んでいる。

で、そのキットにどんな種類があるのかを見るために
近所の模型屋にきた。




初めて入る模型屋さん。

息子の目がキラキラしてる。
初めて見る世界にワクワクしてる。

僕も子供の頃は模型やプラモデルが大好きだったから
僕だってワクワクしてる、いや、久しぶりの感情だった。







気がつくとどっさりと荷物を持っていた。

お試しに、と、手漕ぎボートのキットと
ベーゴマに色を塗りたいからと
模型用カラーと筆、
あと金属にカラーするための下地剤に調合皿。

あの頃、変えなかった諸々を
大人になって買えた感じ。




今も作り続けられていたミニ四駆
とっても後ろ髪ひかれながら模型屋を後にした。





ああ、きっと次はミニ四駆を買ってしまうだろう。









自宅で息子とDVD で96時間を見た。


リュック・ベッソンの考える展開のスピードって好きだなぁ。


じゃ。