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新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

きっと君なら大丈夫だ。

※この日記は年が明けた2012年に書きました。

12月27日

10年来の仕事仲間であり友人でもある

プロデューサーのIちゃんの壮行会があった。

Iちゃんは、とある都市に住居を移しながらも

東京と合わせてプロデュース活動をするという。

【頑張れ】というのは簡単なことだ。

そして、どんなことがあろうとも、

言われようともIちゃんが頑張らないハズがない。

つまり、【頑張れ】と言わなくても

Iちゃんはきっと死ぬほど頑張るのだ。

いや、【頑張るだろう】というのは予想ではない

事実だ。未来の話だが、事実だと断言できる。

もう10年も前になる。

Iちゃんと初めて仕事した日を

1995年からずっと書いている手帳と

2002年4月から書いているブログから探してみた。

ブログは毎日書いている訳じゃないので、

すぐには見つからなかったが、

仕事内容は漏らさず記載している手帳を開くと

その日は割りとすぐに見つかった。

Iちゃん、いつだったと思うよ?

2002年の8月21日だったんだよ。

ちょうど忙しかったのかブログに記載はなくて

手帳のしか内容は書いてなかったけど、

18時から御社で打ち合わせをしたていたよ。

あの仕事は天候不順で撮影が延期になったんだよね、

ブログと手帳を読んでいたらいろいろと

Iちゃんのことと当時のことを思い出したんだ。

確か、Iちゃんは制作会社が変わってすぐで…

相当やんちゃそうな人だなぁってのが、

第一印象だったよ。

なんかギラギラしている人だなって。

でも、それもそのはずで、

すでに他の制作会社で経験があるのに

制作チーフにはフリーのIさん(またIかよややこしいね)がいて、

さらにIちゃんの下に助手となる制作部の子がいて…

その上、僕が助監督として入ることになっていて、

今から思えば、きっとIちゃんは自分の居場所や

存在意義なんかを探して、埋め込むことに必死だったんだよな。

ことある毎に制作部の上司であるIさんを追い越そうと必死で、

ロケハン後の許可取りでは危うく交渉決裂になりそうになったり、

撮影現場では、僕が持っていたカチンコを奪ってみたり、

「はせさんは動かずに、僕に言って下さい!僕が走りますから!」

と、真剣な表情で訴えてきたりしたもんな。

これだけの人数がいれば、多分、いや、確実に

Iちゃんが何もしなかったとしても、

撮影は無事に終わったはずだったし。

でも、それじゃあ、Iちゃんは嫌だったんだよな。

きっと、Iちゃんの思いはさ、

「自分が参加する以上、

自分がいたことに自信が持てない仕事はしたくない」

っていうことだったんじゃないかな。

違うかな。

空回りしていたとこもあったけど、

あの時のIちゃんの勢いは、

今でもこうしてすぐに思い出せるよ。

そんなIちゃんがプロデューサーになって、

僕がディレクターとして入ったCMでも

IちゃんはやっぱりIちゃんだった。

こうして、昔を思い出せば

Iちゃんは10年前から少しも変わらずに

真っ直ぐに、正直に仕事をしている。

制作部であろうとプロデューサーであろうと

この姿勢は全く変わってなかった。

これはもう、信念、Iちゃんが培った素晴らしい信念だね。

でね、話しを最初に戻すと、

そんなIちゃんに「頑張れ」なんて言えない、言っても無駄。

だってこんな素晴らしい信念があるんだもの。

10年変わらない信念をもったIちゃんが

場所が変わったくらいで、

間違っちゃうことなんてない。

だから、僕は頑張れとは言いません。

僕はIちゃんの信念を応援しています。

負けるな。

じゃ!