新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

勝った!勝ったよ!

11月13日

でね、結局、○○公園でもベーゴマやったんだけど、

やっぱり、高円寺フェスティバルの

ベーゴマ大会に行きたいってことになって、

すでに夕方だったんだけど

高円寺に行った。

○○名人来訪!とチラシに書いてあって、

行ってみると…

なんと、こないだ地元のお祭りでベーゴマやってたときに

ふらりとやってきたベーゴマのうまい兄ちゃんだった!

(っていうのは事前に下見してくれたパパさんから聞いてた)

で、もう辺りは薄暗くなっていたけれど、

8人くらいベーゴマ回せる人間がいたので

(子どもは息子を含めて二人だけ…)

ちょっとしたミニ大会をやろうって

名人が言い出してくれて。

商品は加工したベーゴマ二個!

おおおおお、すっごい欲しい!

4人、4人で二つの組、AとBに分けて対戦。

Aの勝ち上がり二人と、Bの勝ち上がり二人で

決勝戦をするというもの。

で、勝ち上がりは3勝で

決勝戦は4勝というルール。

僕はA組に行き、息子はB組に行った。

以前、江戸東京たてもの園

ベーゴマ大会に行った際、

僕は3回戦敗退だったが、

息子は更に勝ち抜いたので、

公式的には息子の方が強い。

それに、親子で潰しあうのもアレなので。

そして、A組。

僕は苦戦していた。

すぐに1勝を上げたものの、

次の2勝目が取れなくて

なんとか3勝目を上げたんだけど、

4人全員が3勝でリーチなんていう事態に。

しかも、一枠目が埋まり、

ラスト一人抜けとなってからやっとの勝利。

順位は関係無いとはいえ、

次の決勝戦も苦戦しそうな感じがする…

で、B組。

明らかに息子がうまい。

が、毎度やっているルールと

微妙に勝利条件が違ってて

勝負には勝っているのに、

ルールに負けている感じ。

その微妙に違うルールというのは

勝利条件が床で回っている間に

床のフチを一度叩いてからコマを取り上げるというもの。

つまり、勝ってから更に回り続けていなければならなくて、

更に、回っている間に取り上げないといけない。

…フチをトンと叩いてから。

フチをトンと叩いてから取るという

ほんの小さな違いを間違えること3回。

すでに勝ち上がりなのに

勝ち上がれない…

見ていて、こっちが焦る。

助言を出そうとしたら

名人から止められて…

ああ、そうか、これも息子のためだ、と

心を鬼にしてじっと見つめる。

で、都合6回勝利してやっと勝ち上がり。

そう、決勝戦は親子対決になった。

他にも幼稚園ちながりのパパさんと

今日、高円寺フェスティバルに群馬から来たという方で

全員で4人の決勝戦とあいなった。

正直言って、燃えた。

すでに息子の心配なんかしてられない。

こんなに面白いことはないんだよ、

たかがベーゴマと思われるかもしれないけど、

熱いんだよベーゴマは。

火花飛ぶしね、

あの小さいコマが

床の上は跳ねまわる姿には

悶絶するほど興奮するんだよ。

是非、やって欲しいね。

で、だ。

決勝戦は4勝勝ち上がりなので

かなりの長丁場となった。

先ほど書いたルールだと、

接戦で相手のコマを止めた場合、

自分のコマが止まる前に取り上げないとならないので、

接戦になればなるほど、

床に手を伸ばしながら集まってくることになる。

一瞬のスキを外せば

せっかく勝利しても引き分けになってしまうのだから。

そして、タイトルにもあった通り

ヒリヒリした状況の中で、

久しぶりに、研ぎ澄まされた感覚を思い出した。

あの、回りが無音になるやつ、

もう、狂ったようにコマを回した。

そして、ぎりぎりで勝利、優勝。

名人から加工ベーゴマを二個頂いた。

Img_1275

ここ数年で最も嬉しいことだ。

ははは。

じゃ。