新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

それが現実、本当に現実。

10月1日

3時間ほど寝て、出発。

出発したのは東京駅。

東京駅ではとバスにのって出発。

ついたのはキッザニア東京

筆舌に尽くしがたいほど疲れた。

ディズニーランドは

自分たちも楽しんだりして疲れていくが、

キッザニア東京

子どもたちが楽しんでいるところを

見て、観察して楽しむところなのだ。

だから、子どもたちとは

根本的に疲れ方が違う、種類が違う。

はっきり言うと

大人はそれほど楽しくない。

君たち子どもがおもいっきり楽しんでくれないと

こっちは見ているだけなんだからツマラナイよ。

できれば、マジックショーとかやって欲しかったよ、

パレードに参加するとか、ファッションショーに出るとか

TVキャスターになってニュース読むとか

サッカー選手で活躍するとか…

ね?こっちは観客だからさぁ…

ま、いーんだけどさー。

どうもね、

二人共、コツコツとする仕事を選びがちなんだよね。

すぐに飽きちゃうくせにさ。

ふう。

でも、最後に稼いだキッゾ(キッザニアでの通貨単位)で

デパートで買い物できるって時に

息子はかなり打ちひしがれた様子。

キッザニアには三回目なので

結構な金額が溜まっていたはずだが

欲しいと思った望遠鏡は1万キッゾ以上らしくて…

一つの仕事で貰えるのは大体8キッゾくらいで

どんどんと色々な仕事をやっても

せいぜい6つか5つやれれば良い方。

つまり40キッゾくらいしか稼げない。

入場した時に50キッゾ貰えるので合計90キッゾ。

デパートで息子が手にしたのは

小さな動物のフィギア2つ。

サイとヒョウ。

恐竜もあったらしいが、

彩色の具合が良くなくて気に入らなかったらしい。

「おう、そんなもので良かったのか」

「うん…」

「ふーん、で、これで幾らなんだ?」

「二つで100キッゾもしたんだよ」

「え、じゃあ、一個50キッゾか?」

「うん…」

「双眼鏡なんて1万以上したよ…

 あんなものとてもじゃないけど買えないよ」

一日(というか半日)一生懸命働いて稼いだ40キッゾでは、

小さなサイのフィギアすら買えないのだ。

そう、これがつまり現実だ。

かなり現実に近い状況とも言える。

可笑しくもあり、悲しくもあり。

息子が寝る前に書いた日記にも

デパートで売っている物が高かったと嘆いていた。

大人だってねぇ

毎日、毎日、働いて、

一ヶ月働いて、やっとお金を貰うんだよ。

一日やそこら働いて、

何でも買えるとか、ここは楽園じゃねーっての。

じゃ。