新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

代償。

9月20日

失った代償は大きい。

ほんの少しの失敗が

少しの傷口を大きく開けてしまった。

そして、ダラダラと流れでた血は

乾くことなく流れ続けた。

こうなるという結果は半ば見えていた。

その入口はすでに昨年のちょうど今頃にあった。

大きな口を開けていたのだ。

全てを失う可能性を秘めた大穴。

このままじゃ落ちる、

いや、自ら落ちようとするようなものだ。

そう、昨年、大きく叫んだつもりだった。

が、結果として

同じようなことが、同じような時期に起こり

すでに事態は取り返しのつかないことになっている。

でだ、

俺は、それをほんの少し離れた場所から見ている。

まさに対岸の火事

全く火の粉がかからないわけじゃないが、

このくらいじゃ、俺の方が火事になることはない。

簡単に振り払える程度の、そんな距離感。

大雑把に言えば

クライアントの位置に立つことに等しい。

自業自得といえばそれまでだが

僕にも、今までの礼があるというか

そもそもの恩義がある。

だから仁義は通す。

後は野となれ山となれ。

僕は僕の道を、僕だけで進む。

じゃ。