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新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

ふつつか目

7月15日

朝からスーパー演出部が不機嫌だった。

あれ?なんだろう、

昨日、無慈悲に炎天下で撮影した俺に

無言の抵抗、批判なんぞをしているのだろうか?

いや、そんなはずはなかった。

昨日いたはずの、

昨日、あんなに走りまわっていたはずの、

昨日、数秒おきに怒られていたはずの

見習い助監督がいない!

あー、やっちゃったか?

聞けば、彼は日本映画学校出身で

云わば直系の後輩。

いや、だからといって大目に見ることはない。

遅刻は、俺たちの仕事にとって最悪のミス、

いや、ミスを通り越した不甲斐なさ、

責任力の欠如、実行力の欠落に相当する。

どうしてかと言うと、

映像関連の現場には

どれだけスタッフが多くいようとも

各パートごとの分業がはっきり出来ている。

また、特に演出部は数名しかおらず

その数名で多くの責任を抱えている。

能書きはこれくらいで。

つまり、一人に対しての責任が非常に大きい。

一人、戦力外が出るだけで大変なことになる。

そう、変わりがいそうで、全くいない。

それが演出部なのだ。

例外もあるが。

で、そんな訳だから

演出部は烈火の如く怒っている。

それが10分だろうが、30分だろうが、同じだ。

するなよ、遅刻だけは!

じゃ!