新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

親ばかで結構だともさ!

12月5日

親ばかで結構だ。

昨日の娘の発表会は素晴らしかった。

父親だからかもしれないが、

娘が可愛らしい衣裳を来て

歌ったり、踊ったり、セリフを言ったりするのを

見られることはどんな映画や舞台を見るよりも

素晴らしい感動がある。

当たり前だと言われるかもしれないけど

自分の娘が一番可愛い。

顔も俺に似ちゃってるし、

だから鼻もかなり大きいし、

体型も丸いけど、

可愛いものは可愛い。

だんだんと生意気にもなってきたが、

結局それが大人になっていることの代償かもしれないのだ。

大人は皆生意気なのだし、自分勝手な存在なのだ。

自分勝手であることが大人であることの

ある種の説明である訳だし、

それをセーブすることを美徳とするのが大人なのだ。

ま、そんな訳で

今日も娘は一人で演じきった。

二人一組のはずだったが、

結局今日も同じお花の精2役の

子が欠席してしまったようだ。

だから、娘は一人で頑張った。

役柄に最低二つから三つのセリフがあるが、

同じ役を2人から3人、4人で担当するため

万が一忘れてしまってもなんとかなる。

子どももお互いがいるから安心できる。

そんなことを考えながら

娘がたった一人で演じている様子を

カメラを望遠にして娘の細かな表情を見ていると

涙が溢れてくるのだ。

頑張っているな、ガンバレよと。

こうやって、手の届かない、

具体的に助けられない場面が

今後、永遠に続くのだ。

発表会や運動会などの子どもたちの行事は

云わば、親の子離れの行事でもあるのだろう。

こうやって段階的に離れさせて貰わないと、

ちょっと急に、イキナリ子離れは

かなりキツイ。

特に娘を持つ父親は

ぶっ倒れるくらいにキツイだろう。

だから、段階的に、徐々に、徐々に、

ゆっくりと子離れ行事を体験させていただく。

もう、どんどんと、手が届かなくなっていくんだと。

10年もしたら14歳なのだ。

15年で19歳になってしまうのだ、当たり前だけど。

駄目だ、今からそんなことを考えていたら

今からドキドキしてしまうじゃないか!

明日からはまた、取材で山梨県に飛びます。

数日の間、子どもたちや東京を離れます。

もう、隣の部屋で子どもたちは寝ています。

今日は寒いから

子どもたちの体温を湯たんぽ替わりにして

温まって寝よう、そうしよう。

多分、年越してしばらくするまで

休みは無い見通し。

じゃ