12月2日
実は、甲府市は知らない土地ではない。
何度も来ている土地だ。
だから、岩手予定だった取材地を
急遽甲府へと変更になったとも言える。
比べてみれば一目瞭然だが、
土地勘のある場所と無い場所では
初動からして全く違う。
いきなり迷わないというか地図を見る回数が
段違いに違う。
こういうのは地味にロスになる。
でもって、取材していて
相手の話しに必要以上に食いついていけるってのも良い。
例えば、ある場所を聞いた時に、
「○○の先にあるんだけどね、この地図で分かるかな?」
「ええ、もしかして、ここに熱帯魚屋さんがありますよね?」
「ああ、あるある。よく知ってますね」
そう、無駄に話しが弾んだりもする。
これも、かなり得だ。
実際、通常では聞き出せないような話しも
ポロッと聞き出せたり、
東京から来た奴と言うよりも、
自分たちと同じように甲府を好きでいる人間が
甲府を紹介しようと奮闘している、と見られるので
そういった感情的な後押しも半端じゃない。
で、娘の発表会の都合もあったが
日帰りでも充分なほど
取材を固めることが出来た。
後は、撮影前に確認の挨拶をして回れば
おそらく7割は終了するに等しい。
ああ、助かった。
あとは、僕にとっては最大の難関である
構成台本の作成だ。
これが非常に苦手であることが
前回の内子の時に判明した。
「ハセ君でも不得意な物があるんだね」
「バカを言わないで下さい。
不得意だらけじゃないですか!」
じゃ。