新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

プレっとゼン。

9月8日

取り急ぎ現在4本の案件を抱えている。

その内の一件はプレゼンで、

すでに企画書は書き上げてパワポも作り終わっている。

で、その案件のプレゼンが今日ある。

つまりは、一件終わるということで、

翌日には結果が出るので、

すぐにまた一件増えるともなる場合もあるし、

そうなるよう願っている。

午前中、あまり多くの時間を裂いて

考えていなかった企画書を開き

もう一度ポイントを整理して書きまとめる。

通常ならPCやiPhoneでやるところだが、

今回はアナログで進める。

そんなことをしてれば、

すぐに午後のプレゼン時間になり

待ち合わせ場所に移動。

ひとしきり別件の話題をしながら

今回のプレゼンの計画を話すが、

基本的に大きな部分としては

ぶっつけ本番。

プロデューサーも僕も

全くと言っていいほど時間が取れず、合わず、

話し合う時間が無かった。

それでいて、直前になっても、対して打ち合わせはしなかった。

やる必要も無いと思ってたし。

この企画を成立させたいという気持ちは

下手なプレゼンでも伝わるであろうし、

内容については事前に提出している企画書から

変わるはずも、変えられるはずもないし。

プレゼンが補足になってもつまらないだろうし、

企画書を読み上げるだけのようなものでも

皆、下を向いてしまうだけだろう。

でも、最低限の約束だけはしていたの。

制作側であるプロデューサーの話しを3分

残りの7分が演出する僕が話しをする時間。

パワポのページ数もちょうど10ページにして、

ページ1分弱ってことで、

最悪何枚が飛ばしてやろうと。

僕は緊張しないので、

呑気に構えていたんだが、入ってすぐに、

「挨拶抜きでいいので始めてください」

とパンチを食らってしまい、

どことなく焦った感じはいなめない。

プロデューサーは、

「お、おう、じゃ、じゃあ、」

と、いつものセッティングが終わる前に

プレゼンを始めてしまった…

すぐに時計を出そうとしたが、

結局挨拶をして、パワポの準備をして、

喋り始めたプロデューサーに合わせ

スライドを出したので、

時計を出してスタートするタイミングがずれた。

ズレズレ。

しまったなぁと思ったが、

すでにプロデューサーは熱く語り始めている。

で、案の定、残り時間を全く考えずに

プロデューサーの話し終わったが、

僕は残り時間がどれくらいあるか

分からずじまいで…。

あーあ、って感じなんだけど、

終了1分前に普通ならベルが鳴ったりして

帳尻を合わせることも出来たんだけど、

起承転結の転の説明に入る直前で

「終了です」

と切られた。

で、すぐに質疑応答へ…

悔しいから質疑応答中に

パワポのスライドをカチカチして

進めておいた。

皆、見ていたので、しめしめってことで。

でもね…

「ちょっとプロデューサー!全然オーバーでしょう、時間!」

「うん、だったね」

「だったねって…」

「5分?もっと使っちゃった?」

「いや、もう分からないですよ」

「そっか、そっか」

「まあ、思いは伝わったとは思いますけどね」

「だね」

そんな緩い、温い感じが良いのかもしれない。

僕もそれ以上言う気にもならないし、

言っても仕方のない問題である。

企画内容で決めると謳ってはあるので、

あくまでも内容で決まると信じているので、

明日をじっと待とう。

そうだよ、これからまた、

脚本打ち合わせがあるのだから…

じゃ。