新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

痛し痒しなことばかり…

8月6日

こうも簡単なことで

自分が信じていたこと、

つまりは、常識というか盲目的に信じていた、

もしくは、信じさせられていたことは

結構、つまらないことで、

ひっくり返ったりする。

日記を書くのを忘れていたが

先日、7月の終わりだったかな、

息子が娘を迎えに

幼稚園に奥さんと一緒にいって

帰りに公園で遊んきたんだが、

帰宅するなり、奥さんと子どもたちが

虫かごだぁ、瓶だあ、枝だぁ、なんだと

玄関で大騒ぎしている。

「なんだどうした?」

と、玄関に行ってみると、

息子の手には虫。

茶色くて目玉が大きくて…

ああ、夏と言えば、

でおなじみセミの幼虫。

瓶に枝を刺して、

その枝に幼虫を…

セミの羽化の観察をするらしい…

夏休みの自由研究で。

「公園に行ったら、穴が開いていて、

セミの幼虫が、外を大丈夫かな、

危なくないかなって、外を覗いていたんだよ!」

と、興奮しながら言っている。

「なんだよ、かわいそうだな。

セミはさ、ずっと土の中にいて、

7年くらいいて、

出てきたら一週間で死んじゃうんだよ」

「え? 7年? 一週間?」

「そう、だから…」

「パパ、違うよ、三週間だって図鑑に書いてある」

「は?そんなバカな!

セミの寿命ってのは一週間って決まって…

セミの寿命は一週間と言われているが、

実は約三週間ほど生存する場合がほとんどで…

ほんとだ!」

「ね?」

「なんだったんだ、今まで信じてきたことは…」

そんな訳で、

今日8月6日は

さいたまスーパーアリーナ

ウォーキング ウィズ ダイナソー を見にきた。

とてつもないね、これ。

ステージからは、

そんなに近い席じゃなかったけども、

びっくりするほど巨大で、

本物を見たことないのに

なんていうか本物をっぽいんだよ。

のっしのっし感とか、皮膚の震える感じじとか

いや、確かにラプトルとかは

人間がいる感じがあるし、見えるんだけども、

なんていうか劇団四季のライオンキング感つーか、

いや、ライオンキングも見てないけども、

まあ、リアリティ溢れる恐竜感満載。

鳴き声とかだって聞いたことないけどさ、

ああ、こんな感じだろうなって思う訳さ、

なんか恐竜のイメージっていうのかな

今まで思ってた、考えてたイメージのままを

もっともっと増幅させてくれる感じ。

そういう意味で言うとね、

こないだのセミの羽化の観察とダブる訳さ

常識が上書き保存される感じていうのかな?

新しい情報が目から耳から入ってるってのは、

大人でも子どもでも興奮ものだよね。

これから先、色々と見せてやるつもりだけど、

その分、こうしたキラキラした目を

見られる回数も必然的に減って行く訳で、

痛し痒しっていうか、しょうがないんだけどね。

最近じゃ、言葉の語彙も増えて

生意気なことばかり言うようになったけど、

もっともっと生意気なことを

言うようになりなさい。

自信があるから生意気なことを言うんだよね。

生意気なこと言ったらさ、

後には引けないし、目を付けられるから

余計大変になったりするし。

だから、もっともっと生意気になれ。

その分、俺と喧嘩を沢山するようになるだろうけど

喧嘩って言い換えれば、意見のぶつけ合いだから。

言い合うことが少ないよりは、

言い合うことが多い方が良いと思うんだよね。

後で、意見変えるかもしれないけども…

ははは。

じゃ。