8月3日
帰国してからというもの
ほとんど毎日のように台本を書いている。
いや、台本か構成案か、
どちらかを書いているか、考えている。
今、現実に決まっているものは二本。
今後決まるかもしれないものが二本。
決まっている方については、
本数が多くくなるごとに
緊張感が薄れ怠惰な状況を生むので、
常に緊張して、物事を冷に
判断しないと、と思って望んでいる。
ありがたいことに
まだ、飽きられて捨てられてはいない。
で、これからの二本は
まさに、これから書く企画書や
撮影プラン次第だ。
当然ながら、
こちらも手を抜けない。
いや、手を抜くことは非常に簡単なことなのだ。
また、それを気づかれないようにすることも
非常に容易いことなのだ。
しかし、完成品、仕上がりに嘘は付けないし
手を抜いたものは仕上がりが歴然だ。
僕が、制作会社の社員か何かで、
もし、こ仕事を無くしても
給料は貰える状況であったなら
あるいは、簡単に手を抜いて仕事をしたかもしれない。
いや、制作会社の社員が手を抜いていると言ってる訳じゃない。
僕が社員であったなら、きっとそうしていたであろうと思うだけだ。
でも、僕はなんとかフリーランスでやっている。
助手の頃からずっとフリーランスだ。
一度の失敗で二度目が無かったことだってある。
二度と呼んでくれなかった制作会社もある。
二度と電話をかけてくれなかった監督もいる。
薄情？
いや、それがフリーランスであることの証でもある。
そして、これはもちろん逆なことにもなる訳だ。
僕にしか出来ない仕事がある、
僕を呼ぶ以外に進め方が無い、
どれほどスケジュールが空いてなくても
どれほど高いギャラを要求されても
唯一無二であるなら、
どうとでもなる訳だ。
ああ、早くそうなりたいものだ。
まあ、そんな訳で
ここ最近は忙しく働いている訳ですよ。
主に台本を書いているだけですけどね。
つまりは来月も忙しいのだ。
嬉しい。
じゃ！
