新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

書き上げて、夏季は下げて、

7月8日深夜

もうすでに9日ではある。

うむ、たった今、自宅のプリンターはフル稼働で

先程書き上げたシナリオをプリントアウトしている。

枚数は100枚。

提出は2部必要だそうなので200枚ある。

いや、実際、ここまでの長さのシナリオを書いたのは久しぶり。

正直、映画学校時代の200枚シナリオ(20×10)以来だ。

つまり、2回目と言われても否定できない程久しぶりだ。

やはり、最も難しかったのは

全体の感覚だ。

ペラ(20×10)で200枚あるってことなので

当初の予想と中盤からの流れが

全く辻褄の合わないこともよくあること。

そうならないように、

事前にシノプシスといって

シナリオにする前にストーリー展開を

順序建てて作っておくのだが

今回は、そのシノプシスの段階が

既に膨大な量を書いてしまっていた。

通常A4に軽く15枚という目安が

シノプシスにはあるらしいが

書き上げたシノプシス

A4にびっちりと30枚以上あった。

これをひとつづつ

シナリオに起こしていったら

3時間以上の大作になりかねない。

初めにいっておくが

僕は重たいドラマでなく、

軽めのコメディタッチの

優しい映画を作りたい。

そんな印象なのに

上映尺が3時間だったら誰も見ないでしょう。

だから、シナリオにしながら

どんどん削除していった。

で、足りない部分は足していった。

今日の夕方19時頃。

一度書き上げた。

これがペラ換算で210枚。

やはり多い。

書いている途中で多いと思ったが、

その段階で削りをかけると

ラストの展開に無理が生じる。

なので、あえてページを考えずに書き上げ

また、最初に戻り修正を加える。

ここで僕の悪いくせが出ると問題だ。

急に比較的初めの方から書き直したくなる病。

これが再発すれば、僕は締切りを守れないだろう。

そうこうしているウチに

明日からの仕事の資料がメールで届いた。

シナリオを書き上げるまでは資料には目を通さない。

だから、強引に進める。

強引に進めて良い結果が出た試しはないが、

今大切なのは締切りなのか、内容なのか、

そうだ、どちらも大切なのだ。

が、締切りは10日。

だが、9日の午後には

仕事の台本執筆に入らないとならない。

ああ、今印刷が終わった。

よし、仕事の資料にとりかかるか。

後は、発表を待つだけだね。

どんな結果であっても

静かに受け入れます。

そして、また、書こうと思います。

じゃ。