4月15日
ファイナルカットやプレミアなどの
ノンリニア編集をしていると、
仕上げの重要な工程の一つ
【本編集】を飛ばして【MA】をするという
作業工程が一般化しつつある。
が、今まで、
色々とワガママを言いながら
なるべくというか、そのほとんどの仕事で
【本編集】という工程を
スタジオ作業していた。
が、仕上げまでの時間や、
オフラインから本編集に進む段階での
微細な変化や変更など、
色々とこちらの、
僕の都合と合わなくなってきていた。
それで、前回のビデオから
【本編集】はせず、
ファイナルカットから吐き出された映像を
マスターとして【MA】をやって
完成させるという工程に挑戦してみた。
結果として、テロップ原稿などの面倒な作業が無くなったが、
よくも悪くも自分一人の意見というか、
自分一人の力量やセンスだけしか反映されない。
特にテロップにおいては、
オフライン中は全くといっていいほど
テロップのことは考えないので、
やっぱりおざなりとまではいかないけども、
もうひと工夫あっても良いかなぁと思う出来。
でも、オフラインで作った映像が
全く違うことなくそのまんま完パケになるのだから
気になる部分も多くなるけども、
最初から最後まで自分の管轄下におけるという利点もある。
編集しながら尺を変えたくなったりしても、
自分一人で動かしているマシンの中でなら
いくらでも変更は出来るし対応もできる。
リニアの【本編集】では、
出来なくは無いけども、一度組んだ後に、
戻ってやりくってやりなおしっていう作業が
あまりにも億劫で何度も思ったけど
辞めたってケースがある。
いや、それだけ、事前に詰めて詰めて
煮詰めておかないといけないんだけども
昨今の作業時間を考えると、
そうそう煮詰める時間も貰えない。
だけども、制作側としては、
色々と助かることも多いらしく、
特に当たり前だけども、
スタジオ代が浮いただろう。
その分、オフラインマシンをレンタルさせたりしているが
スタジオを一日借りた分を考えると、
また、その後にあってはならない修正まで
考えたりすると、逆に安上がりという計算だ。
いや、だから、その分は
ギャラに乗せて貰わないと困るよ。
誰が、苦労を背負ってるかっていうんだよ。
都合、つまり、【本編集】までやってるんだもの、
スタジオ代とまで言わないけども
その数％はプラスオンしてくれよ。
ま、今回は今回で。
ということで、
何ヶ月関わったか分からないけど
一本が二本、二番目が一番目という、
想像を越える、壮絶な仕事も
なんとか終わりが見えてきた。
いや、見えたのは一本分だけども。
まあ、一本終われば、
もう一本もすぐに目処が立つだろう。
立つように、今日は、同時に二本分の
編集作業とナレーション作業とかやったんだもの。
うん、なんかもっと色々と
書きたいことがあるんだけど、
なんだか眠たいので、
もう書きません。
明日はお休みします。
ゆっくりと倒れようと思います。
じゃ！
