新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

心にも雨は降る。

3月17日

昨日は息子の卒園式でした。

何か灌漑深いものがあり、

子どもたちの歌に心底やられてしまいました。

生意気で、憎たらしくて、

可愛らしくて、愛しくて仕方がない

子どもたちですが、

今、彼ら彼女たちがもっとも世界に誇れることは

無垢であるということじゃないでしょうか。

そんな子どもたちの歌声は

僕を震えさせました。

カメラを覗きながらも

涙がこぼれました。

でも、それとこれとは話しが別です。

APはとんだとばっちりでしょうが

それも仕事でしょう。

僕の文句を一人で受けてもらいました。

抜いてはならぬ、出しどこ次第では

強烈な破壊力を秘めた

伝家の宝刀を抜く覚悟を話しました。

それ程の覚悟があるんです。

自らも殺す刀を抜くと言ってるんです。

だから中途半端に対応するなと。

かなり前の段階で

この仕事は仕事以上の意味を持たされた

そうでなければ、

数時間で30ページの

台本なんて書けない、書かない。

やっつけじゃなくて、

勝てるものを書いた。

だから、今、心に雨が降っている。

よし、奇跡は雨に流そう。

雨で洗い流そう、

誰かの心にも

雨を流させるために…

じゃ!