新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

いつの日にかの君へ。

2月7日

早いもので息子が今日で6歳になった。

6年かぁ。

早いね。

じゃ!

【いつの日にかの君へ。】

本当に早かった。

多分、要因のほとんどは

どんどん身体や精神が成長するから

月日の過ぎるのを早く感じられるのだと思う。

いやぁ、それにしてあっという間。

もう6年経つ。

この6年色々とあった。

また、これからも色々とあるだろう。

長男で、最初の子どもだから

常に”初”だったしな。

お前も初ばっかりだろうが、

俺たちだって初なんだ。

だから失敗しても、いちいち触れるな。

これからも色々とあるだろうよ。

最近、不平を言うようになってきた

アレルギーの問題も

身体が大きくなれば、

その分容量も増えるらしいから。

これから食べられる種類も多くなるよ。

まあ、でも、お前自身としては

我慢をしている訳じゃないしな。

いつかは、アレルギーの問題が、

好き嫌いの問題になっていればいいな。

いや、もっと心配なことは沢山ある。

通っている幼稚園から

今度行く小学校には一人しか友達が行かないとか、

虫とか恐竜とか図鑑とか

外で遊びはするけども

一人でコツコツと遊ぶタイプだとか…

本当に沢山のことを

考えれば考えるほどに心配になる。

でも、奥さんが作った鳥の丸焼きを頬張り

卵・牛乳を使わずに作ったケーキを

二つも食べたお前を見ていると…

心配は、心配として沢山するけども、

いちいち口を出さずに放っておくよ。

何かのセリフであったが、

それが一番辛い選択なのかもしれない。

手も口も出さないってこと。

それにお前自身が

大丈夫だよって、言えたこと。

本当に頭では分かっているし

奥さんに相談されても

放っておけば、と良く言うんだけど

心配してない訳がない。

何かあったと聞けば気になるし、

こないだみたく、駅で大変なことがあった時とか

細かい怪我じゃなくて、

やる時はデカイことをやる、

病気にしても怪我にしても。

デカイのは怪我と病気以外にして欲しい。

もう、多分、10年もしない内に

自宅で誕生日会なんて出来なくなるかもしれない。

つまり、後10回もないと思うとねぇ

悲しいというか複雑な気持ちです。

10年で16歳、20年で26歳。

へたすると、20年後で結婚したり子どもが出来たり…

そう考えるとだ、最速で12年で結婚できる年齢な訳で、

つまり、12年で俺がおじいちゃんとなることも出来る。

信じられん。

って、自分の母親も思ったのだろうか?

父親は思ってなかっただろう、

その段階で既に父親を放棄していたはずだから。

自分として唯一の救いは、

同じ道を歩いていないことが確実だと思えることだ。

そう思っているだけかもしれないが、

そう思えてる間は幸せだ。

さて、息子よ。

君が生まれた時、

俺は、日記にこう書いた。

2004年2月7日の日記だ。

俺の息子よ。

強く、強く生きろ。

人生は短い、生き急げ!

6歳の誕生日に一つ言葉を足します。

俺の息子よ。

強く、強く生きろ。

人生は短い、生き急げ!

前に進むことを諦めるな。

いつか読め。

じゃ!