新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

ガンバレ、バンバレ、ガンガレ。

1月19日

今日は午後から試写なんだが

午前中は幼稚園の保育参観。

寒いけども、園庭で縄跳びしたり

ドッチボールしたりする息子の姿を鑑賞する。

さて、こんなことは経験あるだろうか

わっ!ゴキブリ!

と思ったらカブトムシ(メス)だったこと。

確かに、カブトムシの入ったケースだから

カブトムシ以外に他の虫が入っているということは

比較的に少ない事例だとは思われます。

ええ、ええ、そんな場合なら

僕だって間違えません。

だって、間違えたのは夏のことじゃなく

つい昨日のことなんですもの…

夏の日記を読んでいただくとわかるが、

ウチではカブトムシをオス、メスともに何匹か飼っていた。

1ヶ月以上長く生きたためしもなく、

とはいえ、何匹かのカブトムシは卵を作り…

息子の要求のままに、

卵から幼虫、成虫へと育ててみようと。

それから、まんまと幼虫になり、

こっちもせっせと土を替えたり肥料をやったりして

幼虫はスクスクと、はっきり言って

気持ち悪いくらいに大きく育った。

で、このまま冬をじっと過ごして…

夏には成虫になって…と思ってた。

で、先日、幼虫が土から出るようになっており

これは土を替えないといけないなと、

幼虫飼育用のマット(土)を購入して、

色々と家の用事を済ました21時過ぎに

全部で5つあるケースのマットを変更する作業に。

まあ、冬だから幼虫もたいして動かない。

気持ち悪いけども動かないから平気平気と

ビニール袋にドサドサと土を入れていたら、

巨大な黒光りする背中と

うごめくちょっと毛の生えた数本の足!!!

うわっ!ゴ、ゴキ…

と思ったらカブトムシだった。

それもメス。

なんともまだ1月だと言うのに、

気の早いこいつは、

勝手に幼虫から成虫になりやがった。

なんというフライング…。

確かに、家の中は暖かいけども、

他の幼虫をよく見てみろと言いたい。

幼虫は、成虫になる前に、

蛹室という蛹になるための部屋を作るんだが、

その際には、ある程度の土の量や

栄養分が必要だったはずだ。

どう考えてもその両方があったとは到底思えない。

が、こうして、幼虫は見事に成虫に…

メスだけども、息子はこの出来事に

仰天しながらも喜び舞い踊っている。

まさか、自宅の幼虫が成虫になるとは

思っていなかったのだろう。

でも、こっちとしては仰天も仰天だ。

時期も時期だし、いきなり成虫だもの、

そりゃ、ゴキブリと勘違いもするってもんだ。

危うくのところで、叩き潰すところだった。

後先考えずに叩き潰すところだった。

まあ、でも、カブトムシだろうがクワガタムシだろうが、

ひっくり返して見て見ると、

とても直視出来ないほどだ。

なんというか、虫の裏面?

最悪だ。

出来ることなら

成虫になる前の、

この幼虫のまま、

このケースの状態のまま、

どこか遠くて…

夏になって、

ここから無数の…

ああ、考えただけど末恐ろしい…

何匹もの裏面を考えただけで

なんというか死を連想してしまうほどに恐ろしい。

気持ち悪い。

いや、日本のカブトムシだけじゃない。

コーカサスオオカブトもいるんだ、二匹も。

こいつは、幼虫の段階から暴れん坊で、

割り箸でつつくとガシッと噛み付いたりする。

それが強くて、

そのまま持ち上がってしまうほど。

だいぶ前には、自分で自分を噛み付いてしまい

体液をドクドクと流したりもした…

それも、あれも、気持ち悪いのなんのって…

そんな奴らまで夏になると

モソモソと自宅の中で、

土の中から現れるかと思うと

夏なんて来ないで欲しいと思う今日この頃。

幼稚園の保育参観。

年長の息子の参観はこれが最後だ。

もう、4月には小学校だから。

つまり、ほとんど小学生の集まりなのだ

目の前に子どもらは。

そう思うと、そう見えるし、

逆に、これで小学生になれるのか?と不安にもなる。

縄跳びが今日のメインで

一人で前飛び、後ろ飛び、

園児全員で大縄跳びなんかやって、

最後はドッチボールやって。

あんな小動物のような生き物だった息子が、

先生や友達の話しを聞いて、

話題を振って振られて…

なんというか、人間として社会を形成している。

すごい場所だと思う幼稚園は。

ここで、動物が人間になっていく。

保育園や保育所がどんなところかは

行ってないから知らないけども、

多分、同じなんだろう。

いや、たとえ幼稚園に行かなかったとしても

同様の道のりを経て動物は子どもに、

大人になっていくのだ。

もう、10年も経てば息子は

高校生…

娘は中学生…

逆に考えれば、

子育ての時間は

10年かそこいらしか無いということ。

もうちょっと頑張らないとなぁ…

じゃ。