12月27日
早め早めに手を打っておく。
朝からいつもの喫茶店に入り、
PCに向かい画面を見つめているが
一向に進まない。
またしても一行も書けない。
いや、書いても響かない
その先に進めない。
やばい。
これはとてつもなくやばい。
すぐにAPに連絡を入れた。
「すいません、一行も書けないんですけど」
「え？一行も？」
そもそもAPは脚本家思考で
コンクールなんかに出しちゃうくらいの人なので、
書けない。っていう非常に苦しい状態を
理解してくれる。
「出来れば、年内最終の30日まで締切を伸ばして…」
「相談しておきます。年内で大丈夫？」
「うーん、分からない。」
「…分かりました」
「ともかく、頑張ってください」
「へい」
で、なんとか締切を二日伸ばした。
伸ばすことは、現状は簡単なことなんだが、
事が進めば進むほど大変になっていくであろう。
それに、締切を伸ばしたことで、
提出するシノプシスは、それ相応以上の仕上がりでないと…
伸ばした分は、クオリティを上げるために必要だったんですと。
書けない。なんてことは、
本当でも言うつもりはない。
ただただ、ため息ばかりだ。
ワードの画面が常に真っ白なのは苦痛である。
じゃ。
