新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

喧々諤々

4月23日
ビックカメラでノートパソコンを見る。
見るだけ…

事前に色々とめぼしをつけておいたんだけども
エイサーの6930Gってやつか
DELLのスタジオXPSってやつ。
どちらもコストパフォーマンスは高そうで、
性能的にもどちらを買っても
僕の使用目的には適合しそうでもある。

で、色々あって
帰宅した今でも迷っているんだけど

まあ、迷っているのは
どう切り出すべきかってこと。
パソコンが瀕死の状態だってこともあるけども
何をこの次期になって新しいマシンなのか?
って言うやつだ。
昔風に言えば大蔵省に聞かないと!ってやつね。

一応、CPUの差で金額にも差が出るんだけど
安けりゃいい!って妥協すると
後々になって後悔するはずなんだよね。
どうせパソコンなんてすぐに
新しいCPUが出て、最速!とか言われて
今までの最速はなんなんだったんだよ的なね。
この段階で最速で無いってことは、
後々になれば、速いどころか遅いなんてことに
なりかねないって寸法だ。

ここが一番迷うんだ。

かと言って、
使用方法を考えて
最も効率の良いCPUを選びたい。
速くても使いこなせないなら…


で、同時になんと言えばよいか…


既に心の中では
DELLに決めてはいるんだ。
13インチか16インチかどっちかね。
でも16インチって大きすぎやしないか?とも思う。
大きすぎればモバイルって言葉は不必要じゃ?

あー、悩む。




そんな悩みもあるんだけど
今日は、演出部を集めての打ち合わせ。
とある内容に深く関わる部分を
担当するかもしれない方をお呼びして
事前に詳しく聞いておこうと。
聞いてみれば、準備前ではあるけども
早いうちに相談しておいて正解だった!

危うく遅れて大変なことになるとこだったもん。

で、それはそれで、
その後は演出部で、
先日、送られてきた脚本についての意見交換。
今まで淡々と話していた
セカンドのK桐くんが、
猛烈ないきおいで意見をぶつけてくる。
さすがに巨匠と呼ばれる方々の下で
助監督してきた彼だけに、
かなり的確な読みである。

そして、それだけ
今回の映画に期待しているし
楽しみにしているということだ。

詳細は明日監督に伝えるんだが、
ただ、大きな収穫があって、
それは、志同じくした演出部が揃ったってこと。
皆が皆、素敵な映画にしたい、
少しでも面白くしたい、
現場を楽しくしたい、というベクトルを持っている。


この先に何があったとしても
今回の演出部はびくともしない一枚岩となれる。

そう感じた打ち合わせでした。

また、久しぶりに
これほど喧々諤々と脚本の話しをした。






「僕は、例え忘れ物とかしたとしても
 まあ、怒ったりはしないよ。多分。
 演出部が演出をしないとなれば激怒するけど」

「僕は、忘れ物とかあり得ないですか、
 そんなことあったら激怒します!蹴りが飛びます」


そんな正反対のチーフとセカンドに挟まれた
サードのI嵐は僕の言葉に安堵しつつ、
K桐の言葉に震えていた。


「怒らないチーフに怒るセカンド。
   いいバランスじゃないですか?」

「え、ええ、そうです、ね」


怒られるのは嫌です!って言えば良いのに。
そんな乾いた笑顔じゃ何も肯定していないよ。
とにかく、現場は楽しく!

パソコンは新しく!


じゃ!