4月15日
VP作品のロケハン。
都内近郊の居酒屋と
ハウススタジオに行く。
どちらも大きな問題はなし。
いや、問題ではなく
ここで出来ること、やれることを考える。
台本の設定に照らしながら
多少差異がある部分は
台本を細かく修正して対応すればよい。
逆に想像で書いた部分は
現場のリアルに合わせてアレンジすればよい。
そう、なんの問題はない。
しかし、ハウススタジオに関しては
雨降らしもあれば、
深刻な内容のシーンもある。
オープニングでもあり
エンディングでもあるので
ないがしろには出来ない。
いや、たかだか20分の尺しかないので
どのシーンにおいても
ちょっとした時間であっても
全てをないがしろには出来ない。
とはいえ、予算の枠はあるし
予算上ではじかれた許される範囲の
撮影時間のこともある。
少なくとも、助監督経験者である僕は
考えなくても良いはずなんだが、
かける時間とそれに応じたクオリティというか
まあ、バランス的なことを考える。
重要な部分とそうでない部分が
同じ時間を使って良いはずがない。
片や1時間では足りないし
片や1時間では多すぎることがある。
時間をかけたいシーンに
時間をかけるためには
それなりの割り切りと踏ん切りが必要だ。
それには、ある程度、
カットやシーン、シークエンス単位で
全体においてのバランスを考えないとならない。
何度も繰り返して見る可能性のあるCMと違い
恐らく今回のVPは１回、
多くても２回見られるのが限度であろう。
つまり、細部を詰めるのも大事だが
与える印象を優先して考えないとならない。
ぱっと見た第一印象。
何度も見て作られる印象ではなく
その一瞬の印象が全て。
しかし、そんなことを分かったからと言って
簡単にできるはずもない。
ロケハン二日目終わり。
次はメインキャストとの
顔合わせが明後日くらいにあるらしい…
撮影は近い。
つまり完成も近い。
じゃ！
