4月5日
今月の半ばに予定されている
VP作品の演出プランを考える。
先日、提出した台本に
先方からは未だ連絡は無い様子だが、
感触的には大筋でGOなはずである。
で、現状の台本、第三稿を元に
全体のイメージとカット割りや
人物の性格背景などを細かく考えて行く。
そもそも書いている段階で
これらのほとんどのことは
一度考えて書いているのではあるが、
カットを割るという前提においては
その考えも一度、白紙に戻し、
一から考え直す。
シークエンスやシーン、カットには
それぞれ狙いがあり、
その狙いに沿って演出をしていくわけだが、
狙いと台本にズレがある場合もある。
これは修正が原因であるが、
その修正が自分からの修正ではなく、
先方からの修正だから起こることでもある。
が、これはVPやCMにおいては
全然当たり前のことであり、
むしろ当然の出来事である。
こちら側の考えや狙いと
違う部分を考え狙っていることもあるのだから
それは至極当然の成り行きだし、
こちらもそれを想像していないわけでもない。
ま、そんな訳で、
カット割りをしていく。
かなり大雑把に。
決定稿の前に細かなカットを割る気は無い。
後で書き写すのが面倒だし、
どうせなら、一度ではなく
二度三度と練り上げる時間も必要だ。
まあ、あまりカットを割る気も無いんだが…
前回もそうだが、
今回もカメラがフィルムではなく
ビデオカメラであるという
弱点てはなく利点を考えて撮影したい。
その利点の大きな特徴は
カメラ自体が軽くて手持ちが楽である点、
また、尺も長く撮影できるから
いわゆる長回しができる点である。
もちろん、フィルムでも同様のことは出来る。
が、ビデオは安価である場合が多く、
その利点も充分に生かせる。
長い2ページに渡るシーンがあるが、
そこのカット割りはたったの3カットだ。
2ページというと2分から2分半近くある。
えー、そんな長回し見たくない！
いや、実際に編集された後は
そのカット割りは3カットで無いからご安心。
って、誰に安心せいと言うのだ？
まあ、ちょっとした作戦があって
3カットなんだ。
いや、厳密には３カットというよりも
３ポジションって感じかなぁ。
まあ、そういうこと。
で、制作部も入り
俺の周りも徐々に慌しくなってきた。
来週には
『Watch with Me ～卒業写真～』でおなじみの
助監督I嵐も参加してくれる予定だ。
頼むぞ、I嵐！
チーフの時は
散々いぢめたけど、
今度は俺が監督だから
そんなにはいぢめないよ。
じゃ！
