新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

歯医者とドン詰まり

3月24日
歯医者に行く。
右の奥歯と左の奥歯。

そもそも親知らずから
発生した虫歯であり
それまで虫歯知らずだったものだから
歯医者に行くのが遅れて
気が付いたら手遅れ…

だから、今はなるべく
すぐに歯医者に行くよう考えている。


で、両方の奥歯を治療すると
食事ができなくなるので
一番程度が悪い右の奥歯から
治療することに。


「ああ、はせさん、これはかなりひどい状態ですね
 神経のギリギリまで虫歯が来ていますよ」

「はあ」



歯医者を変えたから仕方ないんだが、
そこは前の歯医者が治療したとこだ。
そこでも神経ギリギリまで虫歯が…なんて言っていた。


「じゃ、治療始めます。
 詰め物が取れた場所に
歯茎が少し突き出ているので切りますから」


そういってイケメン風の歯医者は
歯のレントゲン写真に鉛筆で
歯茎の余分な部分と言われるとこを
真っ二つに縦線を入れた。


「麻酔しますねー」

「してください…」




さすがに切った歯茎を見せてはくれなかったが
なんたらレーザーでビビビッと
歯茎を切っていたのは
なんとなく麻酔をされながらも
口のなかで、切り離されていく歯茎に
さよならを言っている別の歯茎から
伝え聞いた。

数時間後にずきずきとする痛みが
それが虫歯の痛みでなく
切った歯茎の痛みなんだと分かった。



しかし、これで右の奥歯の治療が
終ったわけではない。
明日、切った歯茎の具合を
見せにいかないとならないし、
一週間後ならないと詰め物が完成しない。
実は詰め物が取れた奥歯の隣に
新たに虫歯が見つかり…

なんだかなぁって感じだ。








夜、奥さんの実家に遊びに行っている息子から
TV電話があった。
じーじにゴーオンジャーの合体ロボ
エンジンオー』を買ってもらい
その合体を自慢したくなったようだ。
携帯画面の中で息子は
テキパキと合体をさせていく。

「ね?すごいでしょう?」

多分、息子は合体するロボが
すごい、かっこいい、との発言なんだが
見ていると合体させることができる自分が
すごいでしょう?と言っているように見える。
まだまだ4歳とか思っていると
逆にもう4歳なんだと思わざるを得ない。
一人じゃできないことが
ドンドン無くなってきて
一人でドンドン出来るようになっている。

それはすごいことだと思う。
指先がそれだけ器用になったのだろうし
合体のプロセスを覚えたということだし
そのコツも掴んだということだ。

これから先、
ドンドンと親の手を借りずに
何でも出来るようになるのだろう。

嬉しいようで寂しい気もする。

娘は娘でアンパンマンのピアノを
買ってもらったようで
スティービーワンダーのように
笑いながら唄っている。
付属のマイクに

○○ちゃんだよー」

と自分の名前を連呼しているらしい。
TV電話で”いーとまきまき”の
歌と踊りを披露してくれた。


なんだか子どもたちは
奥さんの実家に行く度に
何か成長の兆しを見せるような気がする。
それだけ刺激が強いのだろうし
触れる人間の数も多いのが、
その要因であると思われる。

やはり、どこかに行くというのは
人間の成長にとって
著しい影響を与えるのだろうと思う。

だからという訳じゃないが、
大人もどこかに行きたいなぁと
そう、例えばバリ島とかね。
南国だよね。

地方ロケでもいいかなぁ。







さて、地方ロケといえば
昨日書き上げたVP台本では
どうしても多少の遠出が必要な場所があり
担当プロデューサーとも相談したんだが、
こればかりは変わる設定が無いのと
無いとリアリティに欠けるということから、
大筋GOとなっているが、
その分、どこかにしわ寄せが来るかもしれないので
戦々恐々としている。
書く前から分かっていたんだが、
書かざるを得なかったのだ。

予算規模を分かった上で
台本を書く作業をするのは
楽な部分も多いが、
このような場合辛いこともある。
出来ないかもしれないと
分かって書くのはしんどいものだ。

まあ、今回はOKだったが。

後、雨降らしも書いたんだが
それもGOが出た。
嬉しい。


そのあたりは
担当プロデューサーが
そもそも演出する側の人間だからこそ
演出意図を汲んでくれているから
無くても成立する事柄でも
狙いがきちんとしていれば
また、それがあることで
内容が更に良くなると分かってくれるから
苦渋の決断だろうが、OKしれくれる。

その代わり、
演出する側だからこそ
演出意図や演出プランが
はっきりしていないと
ガンガン痛い部分を突いてくる。
手を抜いた部分なども
ガンガン指摘される。
そういった意味では
GOを貰うのは大変な相手でもある。

担当プロデューサーは
映画監督でもある。

だからと言うわけじゃないが、
GOを貰うのは一筋縄じゃない。
しかし、とても勉強になる。





次につなげたい。

ピタッと歩を止めている
映画の話しもなんとか進めたい。
新たな一手を打つ頃合なのだろうか?



糞詰まりのドン詰まり。


打開の一手はいつ打つべきか…



じゃ!