3月5日
VP台本を書き進める。
いつもの喫茶店で
がむしゃらに書き進めるも
途中で違和感を感じる。
このまま進めるのが吉ではないと。
すでに物語は後半戦に入ってきたが、
違う、これじゃないと
頭のどこかで別の奴が言っている。
このまま台本を完結させてはいけないと。
完結させてしまえば、
直し作業のスタートポイントが
どうしても完結したものからとなる。
おお直しだとしても、
一度結論づいたものが起点になるのは
ほぼ間違いない。
この感じている違和感は
多分、ニュアンスのような
文体のようなもの。
物語の流れが
大きく変わるわけではないが、
伝えるべき映像、
伝わるべき意図が
思い描くものではない。
だから、完結目前ではあったが、
コピーもなんにもせずに
デリートキーを押し続けた。
ほぼイチからやり直すつもりである。
こんなことは
完成尺が15分から20分程度だから
できる芸当ではあるが、
僕は脚本を書く際に
下書きというか、メモ的なものを
大して書かないでスタートするものだから
ちょくちょく、こういった方針転換で
全てをデリートするハメになる。
そんなことを繰り返しするうちに
飽きてしまって書かなくなってしまった企画も
PCに沢山眠っている。
三歩進んで二歩下がるか
三歩進んで三歩下がるのか？
また、初めから書く。
普通、こんな書き方
しないのだろうけど。
それで、いい。
それが、今回の脚本では正解だと思う。
第1稿がプロデューサーやクライアント含めて
これからのスジを決める
第一印象になるのだから
ニュアンスにおいては
しっかしと書かないとならないのだ。
とはいえ、違いといえば
○○が走る。
が、
走る、○○が。
といった違いだ。
いちいち直せば良いとも思うが、
消したくなったんだから、
多分、頭のどこかで
もっと違う直しを期待してるのだと思う。
まだ、二日ある。
連日、幼稚園を休ませた息子は
今日、面倒臭そうに家を出た。
さすがに土日をあわせて4日も休むと
朝起きて家を出るのが
面倒になるようだ。
行ったら、行ったで楽しいのに、
朝眠かったり、バタバタしていると
その場の面倒に流されてしまうのだろう。
すでに、大人と同じである。
まだ、15年以上は
朝起きて、学校に行くという
段取りをこなさなければならないのだ。
今から面倒臭がっててては
先が思いやられる。
パパを見るな！
パパの仕事は普通じゃない。
いや、普通ってなんだ？
じゃ！
