新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

ゴー、オン! じゃ!

2月10日
VPの台本構成を考えながら
映画企画書を書き上げる。



仕事というものを
報酬が発生することと位置づけるなら
今、書き上げた映画の企画書は
仕事ではない。
仕事に結びつけるための材料である。
今後、この企画書が一人歩きして
多数の方の目に留まり
出資話しが持ち上がっていけば
やがて、その企画書の内容が仕事になる。


と、ここまで書けば
一見、無駄なように思える企画書作成にも
希望の光が差し込んでくる。
そう、内容に関しては全く度外視して考えればだ。
もちろん、お金を出す方の身になれば
得か損かという問題が
一番大きいだろう。
考えるに、
企画書として重要なのは、
この映画にお金を出すと
どんな展開があるか?
それが、自分たちにとってメリットかそうでないか?

であると思う。
突き詰めて考えれば
内容は二の次扱いに近い。
それは、お話しを摩り替えても
企画書としては成立するからである。

企画書の雛形やフォーマットが存在するのは
このような意味合いが強いからだと思う。


が、物語の内容に雛形やフォーマットはない。

人を説得させる手法はいくつもの決まりがあれど、
人を感動させる手法はいくつもあり決まりが無い。




と、これは言い訳だ。

企画書の作成と
物語の両方を同時に書けないことへの。



締め切りは近い。


この企画書が
ただの紙切れになるか
映画という形になるかは
少なくとも準備開始をしなければならない
6月にははっきりしている…
もう、4ヶ月無い。

いや、後4ヶ月もある…のだろうか?



どこかに
映画に(僕に)
出資したーい
という企業の方はいないだろうか?

映画の内容に
口出したーい
という方はいないだろうか?

メール待ってます!




さて、今日の朝。
子ども達が大好きな
ゲキレンジャーが終った。
出来れば子ども達と見たかったが
生憎、子ども達はイチゴ狩りに
行ってしまっておりいない。

だから、わざわざ、朝7時30分に起きて
10チャンネル(デジタルだと5チャンネル)を回した。


自分自身、子どもの頃、
スーパー戦隊物は見ていた。
サンバルカンやらデンジマンやら
ゴーグルファイブやらだ。
しかし、思い出すのは途中途中のことで、
最終回がどうなったかなんてことは
全く思い出せないでいる。
いや、見ていないのかもしれない。
それすら覚えていないのである。

だから、子どもが居なくとも
僕は見た。
初のスーパー戦隊物の最終回である。
一年間の物語の締めくくり、
最大最悪のラスボスを倒す。

倒すことは初めから分かっている。
正義は必ず勝つ法則があるからだ。
絶対に負けることは無い。
それがスーパー戦隊だ。


とはいえ、少し期待もしていたかもしれない。
ゲキレンジャーのラスボスは
不老不死で倒されても倒されても
すぐに再び蘇るという設定だったからだ。
ゲキレンジャーが負けて、
次の新しい戦隊が登場して破壊する的な…

あ、これじゃマジンガーZだな。

マジンガーZのラストは
ぼろぼろになったマジンガーZに代わって
グレートマジンガーが登場して…
つー話しだった気がする。
(違ったらごめん)


まあ、順当に当たり前のように
ゲキレンジャーが勝利するラストだったのだが
印象的だったのが、
最終回に巨大ロボ戦が無かった…ってこと。
ゲキレンジャーはカンフーが
モチーフでもあったので
ラストはチャックノリスよろしく、
人体的な攻撃で敵を封印した。


一年間の大団円としては
こんなものか…


次回からの
炎神戦隊ゴーオンジャーに期待しよう。
ラストは是非、巨大ロボ戦で!

あ、そうそう、物語と全く関係ないショットで
ゲキレッドとゴーオンレッドが登場して
テロップによれば、
『正義のバトン』
が引き継がれた。

本当に、全くもって物語とは
乖離した映像ではあったが
こういうのは嫌いじゃない。

何事も引継ぎは大事だ。

今年で32作だか33作だか続いているそうで、
単純に30年以上の間
日本は、地球は正義の味方に
守られているという計算だ。
おかげで、とりあえず日本は
平均から見れば平和な国になっている。
ありがとう、スーパー戦隊


なんだか偽善に満ちた文章になりそうだ。

本当に倒さなければならないのは
怪人や怪物じゃなくて悪い人間なのだから。








なーんて、なー!





子どもが帰ってきたら
ゲキレンジャーについて話し合おうと思う。
次のゴーオンジャーについても…






誰か僕の映画に
出資のバトン
ゴー、オン




じゃ!