2月2日
立て込む前に
先行して出来ることをしてしまおうと
PCを広げる。
TVCMの改訂の仕事があるが、
いくら話しを聞いても
ほぼ事前にやることが無いことが判明した。
だから、手をつけないでおく。
もう一つ、VPの仕事があるが
取材前なので具体的な内容が見えてこない。
想像で進めてもいいが、
そういったことは往々にしてひっくり返る。
だから、大きなテーマは決まっているので
タイトル案をいくつか考えた。
タイトルは本で言えば表紙であるし
人間で言えば顔でもある。
第一印象は、
ほぼタイトルで決まると言っても良い。
内容をストレートに表現する方法もあれば、
意訳した湾曲表現もある。
見始める前の前段としてのタイトルもあれば、
見た後に手を打つようなタイトルもある。
決してどちらが正解であるとか
そんなんじゃないことだけは確かだ。
VPはCMでもそうだが、
ある企業や団体の意向が強く反映される。
何を伝えたいのか、何を見せたいのか。
大多数のVPはここら辺が明確な場合が多いので
内容はストレートな表現になることがほとんど。
例えば、接客マナーや機械操作のマニュアルとかだ。
具体的な答えが存在し、
それらを学ぶことが主たる目的なので、
タイトルも含めて湾曲表現は有り得ない。
が、今回のビデオは少し毛色が違う。
伝えたいのはメッセージ。
しかも、企業や団体の押し付けではなく
どちらかというと気付きを促すのが目的だ。
マニュアルビデオの類ではない。
ジャンルで分ければ啓発ビデオになるだろう。
前回の顔合わせ兼打ち合わせで
提案したのは『全編フルドラマ』だ。
そう、こないだの企画していたVPもフルドラマだった。
何でもかんでもドラマにしたいと言うことではない。
断じてない。
僕は思うんだけど、
やっぱり相手の気持ちというか内面に
メッセージを届けるためには
マニュアルビデオ形式や
情報番組形式では弱いんじゃないかと。
発見や覚えて実践する類のものであるならば、
さすがにドラマ、ドラマと言わない。
やっぱり形式には得意、不得意があるから。
まあ、とどのつまり
僕は今回のVPを非常に楽しみにしている。
広く世間一般に公開するものではないが、
ドラマを作って公開できることは
非常にやりがいがある。
全社員が見てくれれば、
その数は相当なものでもあるし…
と、ありがたいことに
楽しみな仕事を抱えながら
映画の企画も進められる。
よくあるのは、
仕事が面白くなくて
企画に逃げるという事態だ。
一見すると
その方が、
企画に力が入ると思いがちだが、
結果としては”逃げ”ている自分が
そのどちらにも反映されることになって
つまりは、そのどちらも面白くなくなってしまう。
僕の場合はだけど。
だから…だから？
まあ、今回は両方面白がってやれる。
非常にありがたい。
嬉しい、楽しい。
なんだかいつになく支離滅裂だけど。
いや、毎度のことか…
ああ、早く
『野郎共、喜べ！そして、集え！』と
日記のタイトルに書きたいよ。
じゃ！
