12月23日
昨日があまりにも寒かったので
自宅から出ない方向にしたのだが、
やはり今日になって
子どもたちが騒ぎだした。
「今日は、どこに行くの？」
いや、今日、どこぞに行くなんて
言った覚えは無いし、
行く予定なんぞ立てていない。
しかし、息子としては
幼稚園が休みイコールどこかに行く
どこかに行くのだろう、
行くはずであろう、行くべきだ、
行くのが必然だと言わんばかりと
思っているフシがある。
で、近頃話題の豊洲に行ってきた。
キッザニア東京が確かにある場所であるが、
うちの子たちには、まだまだ早すぎる。
お金の感覚は全然無いし、
子ども一人で何かをするということは、
まだ出来ないからだ。
来年か再来年くらいにはと思うが、
こればかりは分からない。
さて、そんな訳で、豊洲だ。
残念ながら、豊洲には
仕事でも行ったことが無い。
全くの未知の土地である。
普段、わざわざ、未知の土地に
こんな休日に行ってみたりは
したくはないんだが、
今後のことも考えた末のこと。
まあ、とにかく広い。
この広さのためか
混雑しているのかもしれないが、
全く混雑を感じなかった。
このららぽーと豊洲は
シーバスか何かのデッキを
ぐるりと囲むような立地で、
庭的な公園的なところから
船の入港や出航が見られる。
着いた矢先に船の入港に遭遇した。
わざわざ、跳ね橋が作られていて
ぐいーんと橋が上がっていく。
跳ね橋自体かなり珍しいのではないだろうか？
息子も、あがっていく橋をみて
アレが橋だと言っても
なかなか信じようとしなかったほど。
そして、ラッキーなことに
入港してきたのは
あの、松本零士さんがデザインした
ヒミコだった。
これには、息子以上に
僕と奥さんが興奮した。
「あ、あれ、ヒミコじゃない？」
「本当だ！すげー、ラッキー！」
確か、ヒミコは数が少ないので
あまり見かけることが多くない船体らしいから
ちょっと、いや、かなり嬉しい。
入港する際、わざわざ角度をつけて
船体を全部見せるように入る姿は、
船というよりも宇宙船に思えてくる。
松本零士、恐るべしだ。
で、館内を色々と
回ってみようとしていたんだが、
当たり前だが、
大人が見たいところは
子どもが楽しくなくて、
子どもが楽しいところは、
大人が疲れるところである。
強引に大人の都合に
あわせてやっても良かったが、
今日の子どもたちは、
やたらと良い子を演じきっている。
だからある程度、
尊重してやらねばならないだろう。
館内の3階だか2階に
サンリオのキティーちゃん系の
時間制の遊び場があって
子どもたちの大好きな
ボールプールとかがあるんだが、
一目見た途端、
娘が一目散で入り口を潜る始末。
なんだかんだと言って
息子は別な場所に行かせようと
かかる金額を半分にしようとしたんだが、
途中断念。
結局、二人ともキティーちゃんに入る。
まあ、取り立てて広いとか
すげー設備があるわけじゃないが、
一時間に一回、キティーちゃんが登場して
踊りを教えてくれるコーナーがあり
娘がこれにはまる。
息子は、ボールプールから出ない。
止まれと言っても全く止まることの無い勢いで
走り回り飛び回りしている。
大人たちが厚着をしている中、
子どもたちは上着はおろか
中にはTシャツ一枚で走っている子どももいる。
男の子と女の子で、
割りと遊び方が違うもんだが、
その分、どちらかに目をやると
必ずどちらかを見失う。
同じ、ボールプールにいても
息子は
滑り台を登るは滑るは飛び跳ねるはだが、
娘は、
一度、滑ってみて、登ってみてるが、
そのまま逆サイドに移動して
階段を下りていってしまう。
この時点で二人の位置が真逆になっている。
危ない行為をしそうな息子を見たいが、
ちゃんと歩けるとは言い切れない
娘からも目を離せない。
二人いるから成立しているが、
一人だったら、結構大変かもしれない。
まあ、完全に放っておくのもいいが、
他の子どももいることだし
怪我をする分には構わないが、
怪我をさせてしまうのはマズイ。
特に息子にはその危険があり、
娘には逆の危険がある。
ああ、面倒臭い。
が、二人とも非常に楽しそうだった。
あ、特筆すべきこともある。
この遊び場には
10分100円のマッサージ機があるのだ。
それも全身用の高級版が二台と
足裏専用が一台。
キティーちゃん、
その狙い間違ってないよ。
息子を連れて合流してすぐに
奥さんがマッサージ機に当たりたいと
申告してきたし。
全身と足裏と両方やったみたいだし。
まあ、これだけでも
行って良かったかもしれないと思う。
あと、庭に隣接した
マレーシア風カフェのコーヒーが
なかなかおいしかったことや
夜のイルミネーションも
結構綺麗だったし。
「今日は一日楽しかったなぁ～」
おんぶされた息子が
寝る直前にそう言った。
「そっかー、良かったね。
何が一番楽しかった？」
と、聞いてみたが、
その問いに対する答えは
寝息ににも似たイビキだった。
また、ひとつ
おでかけポイントが増えた。
次回は船に乗って来てみようか？
ここから船で移動してみようか？
そして、明日はクリスマスイブ。
いろんな準備もしないとならない。
プレゼントを豚肉にすると
脅しをかけるサンタクロースは、
やっぱり、
本当に欲しいと思うものを
あげたいから。
まだ、字がかけないから
ゲキバズーカーを絵に描いた手紙。
ちゃんとサンタクロースに届きました。
今、日記を書いているサンタの後ろに
ブツはあります。
肉じゃありませんよ。
じゃ！
