新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

近所で

9月23日
ちょうど、今回の仕事の
制作I君が自宅の近所に住んでいるって
聞いたもんだから
先日、今日の打ち合わせを
自宅近くでしませんか?と
ダメもとで聞いてみた。

初めは断られたが
結局、OKになった。

とどのつまり
本人も俺のせいにして
早く帰宅できるのだから
一石二鳥じゃないかしら?


で、仕事を早く切り上げたI君と
自宅近くで打ち合わせ。
非常にラクチンである。
歩いて、ものの5分のとこに
仕事に出るってのも
なかなかいい感じである。

まあ、しかも、10分程度で話しは終わり
後は飯でも食って…




さて、そんな訳で
後数日で撮影であります。
こないだロケハンで西に行きましたが
今回は西での撮影です。
なんだか、地方ロケが続いています。

泊まりがけのロケは
とっても楽か
とっても大変かの二択に
大きくは分かれます。
とっても大変な例としては、
到着して、すぐ撮影して、
宿泊したと思ったら
朝4時に出発して撮影…
そのまま帰京。
なーんて場合。

とっても楽な例としては
撮影の前日、もしくは前々日に入り
撮影も朝10時とかに出発で
夕方に撮影が終わり宿泊。
次の日も昼過ぎに帰京…
なーんて場合だ。

つっても、
とっても楽な場合の撮影てのは
現在、1回しか経験したことは無い。
確か、昔にとっても出来る制作さんが

「泊まるには、
 それなりの理由が必要なんですよ。」

と言っていた。
そう、それは当たり前だね。
ロケ先がとっても遠いとか
撮影開始時間がとっても朝早いとか
とっても深夜まで撮影するとか。
つまり、宿泊しないと不可能であるという
理由が明確になければ
わざわざ、スタッフ全員を
ホテルに泊めるなんてことは
出来ないってこと。

だから、そもそも、
楽な撮影である方がおかしいって話し。


そう考えてからロケに行く。

そうやってどんな場合でも
青天の霹靂に感じないようにしている。


でも、今回は、
助監督としての参加ながら
コンテを書いたり、
全ての打ち合わせに参加したりと
かなり”演出より”な立ち位置。
常に、演出よりな位置ではあるのだが
特に今回はその立ち位置が強い。

その分、この仕事に関しても
思い入れが強くなっており
背負う責任は助監督ではあるが
監督としての責任も
背負っているような錯覚もある。
これは、はっきりいって
”せっかくだから”
思いっきりやろうと考えています。

だから、いつになく
今回の撮影が楽しみなんです。

新PのIちゃんも
相当気合が入っている様子です。
彼が、自分の初陣の現場に
僕を呼んでくれたこと
彼は、嘘か誠か、
こんなことを言ってくれました。

「ハセさんじゃなきゃ、いりません。
 他の助監督さんなら呼びませんよ!」

多分、嘘だと思いますが
それでも、嬉しい一言でした。

そんな彼をがっかりさせないよう
現場に立つ意気込みです。

僕を呼んでくれた
彼の顔をつぶさないよう…

ただ、なんだか
偏頭痛がするのが気になります。

じゃ!