新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

そして、何もいなくなった。

9月3日
何回か日記の中で
金魚やら、カブトムシやらを
飼っている話しを書いたと思う。

そして、日記には書いてないが
祭り行き金魚すくいがある度に
息子はやりたがり
小さいプラスチックケースに
5匹の金魚がうごめくき、
更に隣の奥さんの実家から
持ってきたカブトムシがおり
息子は毎朝、
両方の生存を確認することが
日課となっていた。

が、5匹が4匹、3匹が2匹と
かなりの頻度で金魚が旅立っていった。
もう、名前を付けてかわいがるとか
そういう類の話しは通り越していて
いかに金魚を長生きさせるか?
もしくは、いつまで金魚は生きられるのか?
的なことになってきている。
いや、いた。

そう、すでに我が家に金魚はいなくて
残る生き物はカブトムシだけ。
しかし、8月上旬頃からだから
いい加減に寿命が近い気もする。
いや、聞いた話しだと
うまく飼えば1年、
生きるとも言われるらしい。
それに期待しようじゃないか。

と、、つい昨日まで思っていた。

今日、朝起きたら

「パパー、カブトムシ死んじゃったよー」

と、息子が言うじゃないですか。
前回と同じく、
土の中に入れたら生き返る的な
考えもまだあるらしくて
しきりに土に埋めたらいいよーと
哀願してくる。
いや、確かに土に返してやるんだが
生き返ることは、まずあり得ない。
土に入れたら生き返るのなら
今頃、土葬の国々では
人口が爆発しているはずだ。
少子化なんてあり得ない。

いや、こんな話しの方があり得ない。


と、言う訳で
我が家からペット?がいなくなった。
もう祭りの時期は過ぎたが
金魚すくいで、
また取ればいいよーなんて
息子はかなり楽観的だ。

そんなことを教えたかったんじゃない。

もう少し生きるとか死ぬとかの
概念というか…

うん、もう、いいや。

命あるものには死が
必ずやってくるってことぐらいは
分かったと思う。思いたい。


空のプラスチックケースは
ちと寂しいが
今後、また、何かしらの生き物が
このケースの中に入るのだろうか?
あまり、我が家では
長生きしないというジンクスを
どんな生物が破ってくれるのだろうか?







秋が近づくということは、
運動会の季節が近づいていると言える。
今日、息子が幼稚園から
プリントをもらってきた。
10月に行われる運動会の
父親への協力依頼である。

すでに自分の中に
幼稚園の記憶などないんだが
どうも、運動会とかの行事には
決まって父親の協力を求められる。
やることと言えば
機材の運搬とか
応援合戦の盛り上げとか。
まあ、幼稚園の先生は
女子ばかりなのだから
男手が必要なのだろう。

「そういうの(応援合戦)とか
         得意じゃないの?」

って、奥さんに言われる。
いや、全然得意じゃない。
応援合戦の手伝いが得意なんて
34年間一度でも言ったことはない。

「仕事とかでやってるでしょ」

やってません。
確かに、100とか200とか
百の単位のエキストラに
指示を出して動かしたり
そう、応援させたりはしている。

が、それは仕事。
指示する方もされる方も
仕事としてやっている。
そーでない場合もあるが。

いや、相手は子どもだ。
それも3歳から5歳の。
しかも、その中に自分の子どももいる。

そんな状況で…


はっきり言ってしまえば
恥ずかしい。
仕事ともなれば
羞恥心の類は
捨て去ることができる俺だが…
これは仕事ではない。

とはいえ、出来ないとは言わない。
演出部に”出来ない”は無い。

出来る、出来るよ。
でもさ、でもね。


運動会当日に仕事が入れば
何の問題も無いのだが
生憎、現在、そんな先まで
スケジュールは埋まってない。
ギリギリの返事で良ければ
前日までに仕事をなんとか見つけて…
なんてこともできなくは無いが
これまた生憎、
参加表明は後数日で
出さなければならないのだ。
その数日中に
そんな先々の仕事が入るのだろうか?

入らなければ参加せざるを得ない。
後から仕事が被っても
そのスケジュールをズラすって
ことが出来るのだ。

いや、何か嫌そうに
見えるかもしれないが

嫌じゃない。
断じて嫌じゃない。

わりとスキな方ではある。

つーか、どっちだよ!
わからんのだ。



支離滅裂。


じゃ!