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新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

流しそうめんとトーマスとゾウさん

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8月1日
夏季保育で幼稚園に行っている
息子を向かえにいく。
今日は、流しそうめんの日だそうで…
って、幼稚園の
流しそうめんの日
って
なんかすごいよね?
だいたい、自分でも流しそうめんなんて
やったことないし
そもそも自宅では出来ないしさ。

で、幼稚園に行くと
当たり前だけど、午後2時だから、
すでに流しそうめんは終わっていて
園庭にその残骸と言うべき
そうめんが散乱していたのが
唯一の証拠かな。

尋常じゃないそうめんの量に
楽しげな風景よりも
この量をゆでる先生たちの苦労と
流す労力を考えて
顔で笑って心で泣いた。

もちろん嘘だが。


息子に尋ねると
かなり楽しい行事だったらしく
そうめんだけでなく
トマトも流したと喜んでいた。
もちろん、野菜嫌いの息子は
流れていくトマトを見つめていただけらしいが。
また、その前後にも
水遊びをやったらしくて
迎えに行った際は
息子は宙を漂っているかのような足取りで
ふらふらと歩きだす始末。
相当疲れている様子。

が、

「少しだけ、遊んでもいい?」

と、か細くだが、
はっきりとまだ遊びたいと主張。
水遊びの日はかなり疲れるから
まっすぐ帰ってきてと奥さんから言われていたので
園庭を走る息子を呼びとめて
約束をさせた。

「よし、何して遊びたいんだ?」

「うーん、滑り台とまーるいやつ」

まーるい奴とは
半円形のうんてい遊具のことだ。

「よし、なら、滑り台1回とまーるいやつ1回な
 それだけ遊んだら帰ろうぜ」

「うん、わかった!」

「なら、先に何をする?」

「滑り台するー」

と、本人は走っているつもりだが
その走りはどちらかと言うと歩みに近くて…
次の遊具のうんていをし始めると
その疲れた様子は顕著に出始めている。
そのためか、約束通り、
二つの遊具だけで帰宅する。
すでに自転車で眠りに落ちていたが
帰宅して部屋に入るなり
倒れるようにして寝る息子。

これだけ疲れていると
日課になりつつある
金魚の生死を
確認をしないようだ。

そう、先日、町内の夏祭りに出た際、
息子がどーしてもやりたいと言い出して
金魚すくいをやったのだ。
結果は見事、奥さんの手助けもあり
2匹の金魚を獲得した。
で、その時に困ったのが
金魚を入れる箱というかケースだ。

目の前に
あるケースの存在が飛び込んできた。
もらってきてたった二日で
死地へと旅立ってしまった
カブトムシのケースである。
公園に埋めた後も
ケースだけは土と
ゼリーを入れる木が入っており
余計に物悲しさを放っていたのだ。

そして、カブトムシが去り、
代わりに金魚が入居した。

カブトムシよりも
よく動く金魚に息子は大騒ぎである。
動く口に驚愕し
何を食べるのかをやたらと聞きたがった。
もしかすると、
カブトムシの一件を
見かけによらず
重く捉えているのかもしれない。

そこで、カブトムシ君には
与えてやれなかった名前を
息子に与えてやらすことにした。

金魚2匹を
袋からケースに入れる。
たまたま2匹には明確な違いがあった。
1匹は尾ひれに黒い模様があり
1匹は頭に黒い斑点がある。

「○○君、金魚に名前を付けてあげようよ
 どんな名前にする?」

「名前?うーん、金魚名前」

「は?なんじゃそりゃ、
 金魚に金魚って付けるの?」

「そう、金魚名前がいい」

「あ、そう、ならもう1匹は?
 タケシとかヒデオとか
 もっと名前っぽい方が良くなくないか?」

「あ、なら、トーマスにする!」

「え?トーマス?わかった。
 じゃトーマスな。
 そんな案配で、もう1匹も
 まともな名前にしてやろうよ」

「うん。ゾウさん名前にする!」

「え?金魚にゾウさん?」

「うん、ゾウさん名前にする」

「…わかった。トーマスとゾウさんだな」

そんな会話を風呂でして
尾ひれが黒い方を『トーマス』
頭に斑点がある方を『ゾウさん』にした。

トーマスとぞうさんは
今日も生きている。
息子に生きる・生きているってことを
教えてくれている。

ありがとう
トーマスとぞうさん。
ありがとう
金魚すくいのおっさん。

ただ、名前の無いまま
去っていったカブトムシが不憫でならないが。


じゃ!



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