新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

しんぐうシネマサミット2006

11月4日
お昼過ぎの飛行機で福岡へ向かう。
映画「千年火」でも
映画「Watch with me 卒業写真」でも
通った経路である。

少し違ったのは
この時間の飛行機が
バスの乗っていかないとならない
滑走路からの出発であったことくらい。



今回で3回目を向かえる
『しんぐうシネマサミット』
毎回、地方を舞台に撮影した映画を
3日間上映する映画祭だ。

きっかけは
映画「千年火」を
ここ新宮町で撮影したこと。

新宮町の方々は
懲りる?ことなく
映画に対しての情熱を持ち続けているのだ。
これは映画撮影が
大変であったが面白かったからだと思う。
いや、思いたい。

今後、久留米でも
このような盛り上がりがあるのだろうか?
不安でもあるし期待もある。
それには、映画撮影が
街の方々にとって
面白かった、楽しかったと
感じてもらわないと話しにならないのだが。

とはいえ、これだけはいえる。

終わるまで
心底大変だし、辛いし、
なんでこんな事をやっているんだと
毎日のように感じるだろうが、
撮影が終わり、
編集され、
音楽がつけられて、
上映されると・・・

その、嫌な記憶が
笑い話になり
素敵な思い出になる。
保障するとまでは言いませんが
必ずと言っていいほど
そうなります。

久留米の皆さんがんばりましょう!


で、しんぐうシネマサミットである。

到着してすぐ、上映に間に合ったのが
ニライカナイからの手紙』だ。
未見だったし、見たいと思っていたので
会場入りが18時であったが
16時には入り鑑賞した。

そして、泣いた。

沖縄の竹富島という
小さな小さな島を舞台にした映画だが
まず、主演の蒼井優が素晴らしい。
そして、島の恐らく一般の方々だと思うが
島民の方々の佇まいが素晴らしい。

『千年火』は父と子の話しだったが
ニライカナイからの手紙』は
母と子の話しである。
この、一度聞いただけでは
意味不明なタイトルも
見終わった後は
このタイトル以外にないと思うものだ。

もちろん、ここでストーリーや
細かい内容には触れないでおく。

素敵な映画であった。



上映後、
交流会として、
上映された、上映予定の映画スタッフと一緒に
お酒を飲む会が開かれ
(ここで酒が絡むところが九州らしい)
ニライカナイ~』のプロデューサーと
話す機会があった。

そして、やっぱり想像通りの苦労があり
それも我々が『千年火』で
苦労した点とことごく一致していて
もう、共感を通り越して笑い話である。

とどのつまり
やはり最後は人と人とのつながりが
最も重要でありそれしかないのだ。




良くも悪くも
『Watch with me 卒業写真』は
前後篇に撮影が分かれている。
つまり、また、久留米に行く。
これは、夏の反省点を
取り返すチャンスでもあるし
同じ間違いは出来ない重圧である。

そんなことを
寝る前に考えた。



明日はいよいよ
ショートムービー上映会&講評会がある。



普段やらないことなので
結構緊張する。
言っちゃいけないことまで
言っちゃうかもしれない。

いや、通常でも
失言の多い人間なのです僕は。

制作のS根さんに
『はせさんは失言王です、黙っててください!』
と言われたくらいの人間です。

だから、

先に謝っておきます。
すいません。







しんぐうシネマサミット詳細HPはここ

僕の失言が聞きたい方は
是非、新宮町のそぴあしんぐうへ!



じゃ!