10月7日
来年から幼稚園の息子と
奥さんと娘とで
私立幼稚園の運動会に行く。
小学校を借りて行われていたその運動会は
イメージしていたそれとは全く違っていた。
もっとこう、
規律正しいというか
混沌というか、
なんか、ああ、そう的な…
イメージ通りビデオカメラが立ち並び
スポーツ報道のような望遠レンズが現れ
見るからに最新式のカメラが子供を狙っていた。
おゆうぎのような
出し物のような園児たちの演奏が始まり終わると
場内アナウンスが流れた。
「未就園児による〜」
グランドの真ん中にロープが張られ
ほんの数メートル離れてゴールがあり
ぐっちゃりと並んだ未就園児たちと親達。
ゴールに親達が離れて行き合図とともに
親に向かって走っていく。
「よーい！」
奥さんが息子から離れてゴール地点に行く。
待っててと言われた息子は心配そうに
立ちすくんでいる。
「どん！」
一斉に走り始める子供たち。
の中にうちの息子はいない。
走ってない。
立ちすくんでいる。
幼稚園の先生に押され
やっとスタート。
自宅で
「よーいどん、したねぇ〜。
〇〇くん、よーいどん、したねぇ〜」
「お土産貰ったね。何貰ったの？」
「ママが待っててって言ったからね〜」
「ああ、そうか。待っててって言ったから
走らなかったんだ。偉いね〜」
「クレオン（クレヨン）貰ったぁ〜」
話しは噛み合わないが
楽しんだようだ。
折り紙も貰ったんだが
裏にクレヨンで絵を書いて消費している。
奥さんが”やっこさん”しか
折れないというので
鶴を折ってやる。
「わーなにこれ〜飛行機ぃ？」
「鶴だよ」
「つるぅ？飛行機みたいじゃんねぇ〜
はははっ！」
夜、チャーリーとチョコレート工場を見る。
子供が次々といなくなる様を見て
「恐いよ〜」
と俺の背中越しに見る息子。
「どーなっちゃったの？」
「甘いもの食べて歯を磨かないと、
ああなっちゃうから」
「うん、わかった」
下の娘抱っこでやっと寝た頃、
映画が終わった。
息子は英語字幕を凝視している。
あんまり凝視していると
「セカンドユニットの監督はサムライミだね」
とかＯ田君みたいな事を言い出しそうだ。
スイッチオフ！
「さ、寝なさい！」
じゃ！
