新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

三つの G

7月4日
朝起きたら、もう昼だった。


I嵐の電話で起こされる俺。
夕方の打ち合わせに遅れたかと勘違い。

なんか重要なことを
言っている感じがするが
右から左に音声が抜けていく。
深夜早朝まで仕事しちゃいかんな。
もう若くないんだし
頭がぼーっとする。



起こされたついでで起きることにして
兼ねてから考えていた
携帯電話の機種変更をする。
昨日の3日で現行の機種を2年使用したことになり
機種変更の値段も安くなるのだ。
この期に買わずしていつ買うのだ。

2年分のポイントも溜まっているし
現在ボーダーフォンはキャンペーンをしていて
なんだか5000円も割引があるらしいじゃないか。




ショップに行くと
欲しいと思っていた機種が無い。
別のショップに行くも無い。
その次のショップにも無い。
もうひとつおまけのショップにも無い。

仕方無いので
自宅に一旦戻る。

自宅近くにショップが出来たことを思い出し
行ってみる。


「ああ、ありますよ」

「え?本当?じゃ、それください」


で、今日からナウでヤングな3Gに機種変更。
FOMAや3Gってあんまり良い評判を聞かないが
(電波の入りが悪いとかね)
この際、時代の最先端に行ってみることにした。


V705SH。


軽くて薄くてボタンが押しにくい。
親指のでかい俺は
他のボタンまで押してしまい
メールを打つのに一苦労。
でも、すぐに慣れるさ。
だって、ナウでヤングだもん、俺。







ナウでヤングな俺は
新携帯電話を持って打ち合わせに。

「随分楽しそうな顔してるじゃねーか、携帯くらいで」

「いやぁ、何事もさ、
 新しいマシンってワクワクするじゃない?」

「うーん、まあな」

「ね。ほらほら、こんなに軽くて、液晶奇麗なんだよ」

「いいから打ち合わせしましょうよ!」


M木がするどく口を挟んでくる。

「携帯はやっぱり防水っすよ」

「いや、俺携帯濡らさないし」

「水に入ったりする撮影とか」

「え?俺が入るの?水に?
 俺が水に入るってことは、
 君たちは首まで水の中ってことじゃない?」

「そうなる前に気付くよ、俺は」

「・・・ま、まあ、そうですね」

「濡れる撮影なら事前にわかるし」

「あ、おい、I嵐、TV電話やろうぜ!」

「え、高いらしいっすよTV電話」

「いいじゃん、俺からかけるから」

「あ、はい」

なんだか、ずっと無駄な話しばかりして
一年中を過ごしたい。
そんな仕事ないかしら?

ないよね。

わかっているよ。






じゃ!