新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

昼夜逆転サヨナラ満塁ポテンヒット

※簡単にアドベンチャーゲームが作れるサイトを発見。
  早速作ってみました。(左のうさぎの下にあります)
  掲示板もついているので記事へのコメントは
  ちょっと嫌だと言う方はどうぞ。
  今回だけ記事からリンク

3月12日
クライアント試写を明日に
控え詰めの作業に入る。
なんだかんだと
細かいところが気になってしまい、
23時に寝るはずが朝の4時過ぎまで…

夕方にCG屋さんが来るから、
それまでに睡眠と台本直しをやろう!と

朝8時30分。
けたたましい携帯の着信音に起こされた。

電話を見るとCG屋さんだ。
どうした?何かトラブルか?

「朝4時頃目が覚めちゃって、
   それから作業したら今終わりましたよ」

「え?は、早いっすね」

「あ、すいません。寝てましたか?」

「い、いえ、起きようと思ってたとこですから」

「スイマセン。じゃ、伺います」

「…はい」

はい。と言い終わるかどうかのところで
僕は深い眠りに落ち込んだ…



× × × × ×


CGを編集機で貼り付けてみると
尺が増えていた。

そう、微妙に俺は尺を伸ばしていたのだ。
いや、これは確信犯だが
どうしても、やっぱり、『間』が違う気がしたの。
だから、15Fとか20Fとか伸ばした。
で、ジャスト22分に仕上げた。

すでに夕方近いが
これから台本の直し作業に入る。

早くしないと夕方には親分が
22分バージョンの試写にやってくる。
いや、台本は間に合わなくともいいのだが
描いている最中に別なことに
気がいってしまうと後で収拾が
つかなくなってしまうのだ。
性格的にそうなのだから仕方がない。

カタカタとPCを打っていると
案の定のタイミングで親分から電話。
後1時間で到着するという。
が、台本直しはすでに見えている。
なんとかできるはず…


× × × × ×


自宅からバスで10分ほど行ったとこに
JRの駅があって、
そこから数分のとこにある
いつも、コンテ書いたりしてる
エクセルシオールカフェで待ち合わせ。

親分はタバコを吸わない人だが
単純に俺が先についたことと
今回ばかりは俺が優先とばかりに
喫煙席に陣取る。



編集PCから俺PCにデータは写してある。
だから、軽い俺PCで試写。
喫茶店の片隅でとある所の
VPの試写をしているなんて
周りの方は何もしらない。
時折覗き込む奴がいるが
俺の一睨みで視線をはずす。
まあ、大体小さな画面で表示させていたから
遠くから見てもなんのことやら
全くわからないと思う。


総尺22分の試写。


前回、会社内の試写でほぼOKを
貰っているので内心はかなり安心している。
だいたい、俺は楽天家なので
出るはずの無い

「最高だね、長谷くん!」

の言葉を期待している。
親分の先日確認しているので
いたってリラックスムードで鑑賞。
時折、『うん、うん』とうなずいたりしてる。
俺の方こそ
『うんうん、いいぞー』って感じだ。


「うん、いいね。OKだね」

「うす。何か他にありますか?」

「基本的には無いけど、テロップのフォントが…」

「え?」



プレミアプロのテロップ性能が
あまりにも良いので
へたをするとこのまま
本編集で使おうかと思っていると話したら



なら、このフォントじゃなくて…
と言われてしまう。
一つにテロップだけなら楽勝だが
そのテロップの数は計り知れないほどある。
確かに、編集室でテロップを山ほど入れるよりも
プレミアで入れられるなら
これほど楽なことはない。
今までの編集機だとテロップの表示があまく
TVやビデオにした際に写りが
どーしよーもなかったのだ。

だから、どれだけオフラインマシンで編集しても
編集室でテロップを入れる作業だけは
まんま残る作業であった。
だが、このプレミアのテロップはなかなか良い。
放送用にどうかはわからないが
VPならOKのレベルを
出しているんじゃないだろうか?
いや、VPは画質のレベルが
落ちても良いってことじゃない。

視聴形態というか、
規格が違うのだ、放送とVPは。

で、都合、恐らく、多分、プレミアのテロップを
まんま使う作業になるだろう。
その方が俺も楽だしね。

テロップを入れる作業というのは
編集室にテロップのデータを持っていき
映像が全部つながった状態になったら(白素材という)
テロップデータを編集機に通して
画面に出していく。
ただ、出すだけならポンポンと楽勝で出せるのだが
テロップには出すタイミングや出方、引っ込み方と
その一つのテロップに対して
相当情報が必要である。
ある部分ではフェードで出てフェードで消えるが
ある部分ではフェードで出てカットで消えるとか
指示が違かったりするのだ。
フェードにしても1秒のフェードと
15Fのフェード20Fのフェードなど
秒数・F数で見え方の印象が違い
演出意図が反映される部分でもある。

で、その細かな指示を一つ一つ
編集室でディレクターは
エディターに対して
一つ一つ言葉で説明して
入れ込んでもらう。

この一連の作業が
このプレミアのおかげでなくなる予定なのだ。

うひょー!プレミア万歳!




またしても22時を軽く回り
作業分量から言って
夜中になるのが確実な時間になった。
テロップのフォント直しは終了したが
今回のVPには更に…
○○者バージョンという同じもので
別バージョンの作成があるのだ。
親分と今日打ち合わせするまでは
全く忘れていたというか
頭の奥底に押し込んでいて
忘れようと務めていた。

が、思い出させられた。
当たり前だけど。

これが非常に大変な作業なのだ!

さ、やろう。
明日はクライアント試写。
吉と出るか凶と出るか。

多分、大吉が出ます。

じゃ!

ランキングが12位になってました。
かなり嬉しい。


追伸。
猫も杓子も
イナバウアーと言っているが
映画好きならこう言おうじゃないか


『ルドガーハウアー』と。



出ました!荒川静香選手の
『ルドガーハウアー』です!
素晴らしい!素晴らしいハウアーです!


ハウアーって言いにくい。


なんだこれ?