新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

撮影初日 (追記版)

3月2日
VP1の撮影が無事に終わった。
懸念していたタイトな香盤は
終わってみると予定通りというか
見方によっては『マキ』で終了した。

でも、すっごい疲れた。

明日は朝が早い。
でも、自宅からすぐ行けるので嬉しい。

だから早く寝る。

じゃ!

え?短い?

いいじゃん別に。
今日の撮影の話しは
また今度するよ。

とっても楽しかったよ!
撮影ってやっぱり楽しいね。

じゃ!


とかいいつつ、
風呂に入ったら目が覚めたので…
改めて


3月2日
8時00分 スタジオ着。

すでに僕以外のスタッフは到着していて
スタジオでのライティングと
カメラセッティングをしている。

ゴリライモ改めK藤君
バタバタと走り回っている。
なんとも頼もしい。
多少の確認があるが
演出家の出番は無い。
ただただ、じっと待つ。
待ちながら撮影方法や演出方法などを
カメラマンと相談しつつ…

「○○さん、入りました!」

「はい」

「お願いします!」

「うい」

そう、今回のVP1には
ある有名タレントが出演する。

もちろん名前は言えないが
聞いたら誰でも知っている方です。
まあ、それはいい。
で、そのタレントさんに
今日の撮影の説明に行く。


「○○さんのビデオでの役割なんですが…」

「撮影はここから始めます」

「まあ、細かいことは現場で…」

てなことで撮影開始。

プロンプターといって
カメラ前に文字を出す装置に
いささか手間取ったが
想像以上にサクサク進む。
このタレントさんは元々役者さんなので
こういった芝居というかナビゲーター役なんか
とっても上手い。
説得力というか雰囲気が違う。



もう、ほとんど一発OKだ!



見ててこっちも気分がいいから
スタッフもどんどん撮影できて気分が良いだろうし
役者さんだって、
どんどんOKが出るから勢いも出るだろう。
一時はすぐにOKを出すことに抵抗があったが
ここまで上手いなぁと思えると納得がいく。

ビデオの総尺の内の役半分ほどある分量を
なんと午前中で終了することができた。

いや、それはつまり香盤通りであり
大マキでないってのはちょっと…であるが。

さて、午後からは場所を変えて
ちょっとした芝居の撮影。

ここは出演が一人ではなくて
複数の役者が出演する。
目線も問題もあるので
プロンプターは使えない。




当初からこの部分は
かなり時間が掛かると思っていた。
分量的にも内容的にも
暗記するのは難しいと判断したからだ。

僕は、前々からこのことを考慮して
カット割りをあえて細かくし
対応するつもりだった。
それはイコール時間が掛かるということ。

だが、しかし、テストをしてみると
その思いは全くの思い違いで
見事に暗記してくれている!
対応する役者も相手が相手だというので
必死になって覚えてきたようだ。
こちらとしては、ありがたいとしか言いようがない。

細かく割ったカットは
大胆にワンカットからツーカットに絞られ

全体の雰囲気や流れを重視する
当初のプランにあったものに。



「カット、OK! カット、OK!」

ここでも一発OKの連発だ。
すげーよ、○○さん!

「○○さん、全カット終了!」

と言って時計を見たらなんと15時30分!
この部分の撮影終了が17時だったから
約1時間30分のマキ!
だから、明日予定していた物撮りをする。
これは非常に嬉しい。
大概、物撮りってのは時間がかかるし
手間も相当かかる。
それを終了予定時間ギリギリまで
撮影できるのは嬉しい限り。



撮影が終わり、
明日の現場のロケハンに出る…


場所はあるラーメン屋さんなので
夕食ついでにロケハン。


そしたら、

「大変ですねぇ、撮影って」

とか言ってお店の店員さんが
ギョーザをサービスしてくれた!

撮影に一度貸すと
後悔して二度と貸さなくなるとこは多い。
ここもそのような場所にならないように

明日はうまいことやろう。

今日の撮影のように。


じゃ!