新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

南国で会おう!

6月21日
最近、側頭部に白髪がみつかって
『若白髪だ!』と言ったら

「その歳で白髪なんて、当たり前でしょ」

と言われてしまいました。
困惑の色の隠せない
ハセゲンイチロウでございます。

さて、困惑の色って何色ですか?
どうでもいいですね。

で、今日は打ち合わせが2件。
午前中は今週あるCMの打ち合わせ。
助監督として参加します。
もう1件は南国で撮影したCMの仕上げ打ち合わせです。

10時30分
指定された時間よりも30分早く制作会社に着く。
もちろん、制作部はいない。
もともとよく知った会社で
よく遅刻する奴なのも知っているので
30分も早く着いている訳はないとは思っていた。
逆にプロデューサーが恐縮して
先に打ち合わせをしてくれた。
で、結局、制作部が来たのは11時15分。
え?15分遅刻?
早く来た俺も悪いが・・・
え?遅刻?えええ?
と、説教がてら、
香盤から読み取った質問事項を聞く。

「うーん、なるほど、よくわからない」
「すいません・・・」

人に説明できないということは
理解していないと取られても仕様のないこと。
一つ一つの質問にも、うー、あー、だと言う。

「何かを言う前に、『一応』とか『多分』とか言うんじゃない!」

「何が『一応』なんだ?一応ってことはその後に完成がある?」
「『多分』ってことは、決まりじゃないってことか?」

「い、いえ、そうじゃないです。これで、いきます」

「じゃぁ、一応でも多分でもないんじゃねーか!おー!」

「ひー、す、すい、すいません」

と、軽く吠えてから移動。
次は仕上げの件だ。

「先日、オフラインしていただいた、○○篇のCMですが
オンエアーさせていただくことになりました」

「はい。ありがとうございます」

「で、いくつか注文があるんですよ」

「え?は、はい・・・」

これは、映画でもドラマでもない。
少なからず、どこからかの意向ってものがやってくる。
時には『えー!』ってこともあるし
『ほーっ」ってこともある。

で、今回はどっちでもない。

多少の手直しは必要になるが
さほど大きな直しではない感じだ。
日曜日に再度オフライン編集をして
月曜日には本編集&MAVをする。
これで、一旦CMは完成となる。
色々反省することの多い現場だったが
仕上げはガツンとやり遂げたい。
終わりよければ全てよしと言う。
または、出来上がりが良ければ全てチャラでもある。
それが、映像ってものだ。
いくら、撮影で苦労しようが、
構想何年であろうが、
見る方には何の関係も無い。

完成品が全てだ。

じゃ!

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■2005年ベルリン映画祭キンダーフィルム部門出品作品
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■2005年2月12日渋谷UPLINK X
 2005年2月24日ゆうばりファンタスティック映画祭
 オープニングナイト作品
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■2004年2月28日放送/2005年2月23日DVD発売作品
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