5月8日
睡眠とってますか?
寝不足では何をやっても
うまく行きませんよ。
おはようございます。
ハセゲンイチロウです。
今日から2日間CM撮影です。
1日目は朝から都内でロケをして
午後には静岡へ移動し、
またロケ撮影があります
AM4:15
自宅前に呼び出したタクシーに乗り込み都内某所へ
天気は予想に反して曇天
ロケハンの時に快晴だとShootの時天気が悪いというジンクス通り。
だが、かと言って天気の快復を待つ時間的余裕はない。
香盤を変更してヨリから撮影していく。
セオリーはヒキから撮影していき、段々とヨリにするのが普通だ。
だが、ヒキは天気を含めた様々な状況が分かる(バレる)ため
少しでも晴れを待ちたい現段階では、ヨリからの撮影を選択したのだ。
が…
天気は一向に快復しない
しかし、撮影時間のデッドエンドは迫る。
移動時間も考えるとそうそうゆっくりもしていられない。
「回していこう、回して!」
AM9:40
香盤から10分遅れで終了
静岡へ向けて移動開始
13時過ぎには静岡に入れる予定だ。
PM1:30
静岡入り。
照明部はナイター準備のため直接現場へ
メインスタッフはホテルへ行きチェックイン
PM4:30
メインスタッフが入る前に現場へ向かう
現場に到着すると既に先発した照明部がイントレを組み上げている。
現場は辺りを山に囲まれた通常は真っ暗な場所で
照明部のライトが無ければ何も見えないようなところだ。
完成した映像にはナイター設備がいかにもあるように映るだろうがね。
PM7:00
日没から約30分。
辺りは漆黒に包まれ
我々のいる一部分だけが煌々とライトに照らされている。
予定ではこの時間にはもうShootしたかったのだが
なかなか思うように行かない。
これから撮影するのは芝居ではなくスポーツ。
テストでうまくいっても本番でその通りとは限らない。
だいたい、出演者の着替える場所と現場が遠く
予定の時間になっても人間が間に合ってない。
人間がいなくてはアングルも決まらない。
必然的に準備が後手に回る。
悪い兆候だ、これは非常に悪い兆候だ。
このような流れは、そのまま根付いてしまうからだ
後手に回るのは一見大変だが
実は”こうしろ”と言われてから行動するので本当は楽なのだ。
しかし、時間は倍以上にかかる。
悪い兆候だ、非常に悪い兆候だ。
予定終了時間は深夜12時
行けるのか?行けないのか?
もう既に俺は眠い、そして寒い
サムイ島
飛び散る汗という名目で出演者に真水をかける。
出演者がライトを受けて身体から湯気を出す。
風上からもうもうとスモークを焚く。
ハイスピードカメラがフィルムを高速で巻き上げる
そして、撮っても撮っても終わらない…
AM12:00
未だ予定の三分の二。
残り4カット。
俺はこっそり日の出の時間を調べはじめた…
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■2005年ベルリン映画祭キンダーフィルム部門出品作品
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■2005年2月12日渋谷UPLINK X
2005年2月24日ゆうばりファンタスティック映画祭
オープニングナイト作品
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■2004年2月28日放送/2005年2月23日DVD発売作品
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