新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

吹け!風よ!(2)

7月1日

※この日記の(1)は本家カチンコ日記で書きました。

僕がデビュー当初からお世話になっている

CMの制作会社に行った。

その会社には僕が送り込んだ刺客がいる。

もう、4年ほど前になるだろうか・・・

大学の卒業を控えた彼は

どうにか映像関係の仕事に就きたくて

目をウルウルさせながら就職活動をしていた。

しかし、どこも駄目。

大体、動くのが遅かったし

自分自身への自信が薄かった。

僕は彼が学生の頃から仕事にちょくちょく駆り出していて

なんとなくだが就職活動の行く先が気になっていた。

そんな折、ちょっとした仕事で呼び出して

気になる就職活動の中身を聞いてみた。

「全然、だめっすよぉ~」

もう、すでに泣きが入っている。

その瞬間、僕にある計画が閃いた。

それは、自分の息のかかった人間を

自分の取引先に入れることで

業界内の事情や浮き沈みを把握しようという計画だ。

ちょうど、ある制作会社が若手を募集していた。

「長谷くんの紹介なら絶対に会うよ」

とまで言われていた。

そうだ、ここへ奴をぶちこもう。

そして、我がシモベとしてことあるごとに

CMの仕事を僕に持ってこさせよう。

いける。

この作戦はいける。

光源氏なみの長期作戦だが・・・

 

 

さて、そんな作戦を実行したのげ4年ほど前。

奴もやっと一人前と言われるくらいには成長したようだ。

さあ、どんどん僕に仕事を振りたまえ!

さあ!

さあ!

さあ!

「いや、今、うちも全然仕事ないんスよぉ~」

「なにー!」

「すいません・・・」

「刺客のはずが死角になってるじゃねーか!くそ!」

 

 

そんな役に立たない刺客のいる制作会社で

自分の『作品集』を作ることにしたのだ。

事前に電話で『○○時ころに行く』と言ったのだが

気分的に2時間ほど早めに就いた。

刺客はいなかった・・・

一人で寂しくVTR操作をする僕。

「本当は刺客にやらせようと・・・」

「あのやろう・・・」

編集が終わったこと『刺客』が現れた。

「てめー、遅いじゃねーか」

「す、すいません、で、でも、長谷さん、早いっすよぉ」

「早いも、遅いもあるか!俺がいる時がてめーのいる時なんだよ」

「は、はい、すいません」

「なんでも早め早めに動く俺の性格知らねーのかよ!」

「は、は、はい。すいません・・・」

「ちっ おとといきやがれってんだ」

と、理不尽な怒りをぶつけ気を紛らわす。

 

 

 

さて、後は自宅のPCで本編集をするだけだ。

 

何の連絡も無しに明日行ってやろう。

おい!Y田!

いないなんて、無しだぜ。

ふふふふふふ・・・

 

 

 

今回から本家カチンコ日記と連動したりしなかったりで

日記を書こうと思ってますです。

本家の更新は不定期で僕が更新を担当している訳ではないので

いつ、何時、更新されるかわかりません。

なので、いきなり(2)からの日記とか

(1)の次が(3)であったりすることになります。

これも日記の更新の順番でサスペンスフルな感覚を

出そうという試みなのです。

やって、飽きたらすぐ辞めます。

 

 

 

 

今日の我が息子。

奥さんが病院に行ったついでに

体重を量ってきた。

なんと、体重がすでに8キロオーバーだそうだ。

え?

だって、まだ5ヶ月しか・・・

 

 

 

そんなに子供の成長って早いの?

もう、抱いているだけで腕が筋肉痛に!