新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

ありがとう!

6月21日
はっきり言って楽しみにしていました

なにを?

そう、このブログや本家カチンコ日記で募集した
エキストラの皆さんにお会いできる日だからです。
総勢は9名
本当にありがとうございました。




さて、エキストラさん会う前に
一つ二つ撮影を片付けないとならない。
我々撮影本体はまず渋谷に行いった。



が、そこでもまたトラブルが・・・

またしても劇用車が到着しないのだ。
 

「どこ?どこなの車は?」

「え?今新宿を出た?」

「いつよ、いつ渋谷に着くの?」



この現場にもリミットがあった。
時間は8時30分
7時30分から準備して待っている
車がなければ撮影はできない




「到着予定は丁度8時30分頃です!」

「はぁ?間に合ってないじゃん!」

「すいません!」

「もーーーーー!最後の最後までぇぇぇ」

もう、天に祈るしかない。
間に合ってくれぇ。

「劇用車到着しました!」

時間は!

「8時20分です!」

いったらんかーい!
もう、大車輪で撮影撮影撮影だ
んで、すぐ移動して新宿へ
エキストラは10時には来る。
それまでにまだ3シーン撮影しないとならない。



行け行け行けぇぇぇ!

 
 

「おはようございまーす」
 
 
 
おお、エキストラ入場だ。
ぞろぞろと入ってくる皆さん。
40人前後いるので誰が応募してきてくれた方は
全くわからない。
なんとなく僕を見る目がにやけているのが多分そうだろう。
 

   
「おいっす!」
 
 
 
と、なんとなく挨拶する。
なんとか昼前にパーティーを始めないとならない。
エキストラが必要なカットを迅速に撮影し
なんとか約束の20時・・・いや22時くらいまでに撮影しないとならない。

×  ×  ×  ×  ×  ×  ×

「エキストラの皆さんお疲れさまでした!」

 

と叫んだのが丁度22時を4分回ったところだった。
なんとか約束の22時は守ったぜ。

あれ?初めは20時って言ってなかったっけ?
 
 
 
えーと、うん。言った。ごめん
 
 
 
ははは。
ごめんね。

でも、とても楽しく撮影をすることができました。
よくオフ会とかってあるみたいだけど
カチンコ日記的オフ会はエキストラ参加だよね。
皆さんとはほんの少ししか話すことができなかったけど
少しでも映画の撮影ってどういうものかがわかってくれたと思う。

今後もまた必要になったら
『新・カチンコ日記』や『本家・カチンコ日記』で募集します。
これに懲りずにまた参加してくださいね。

×  ×  ×  ×  ×  ×  ×

エキストラの皆さんがいなくなった後・・・

僕らは最後の地獄を体験することになった。
まだ、まだ、撮影しなければならないカットがたくさんあり
22時の段階で30カット以上は残っていたのだ。

パーティーシーンが終わったのが2時を少し回った頃。
 
 
 
僕らのパーティーはまだ終わらない。
 
 
 
「じゃ、次のシーン行くよ!」
「先日残したシーンをここで撮影します!」
「皆、準備してーーーーぇ!」
「へーーい」

 
 
 

「ただいまのカットで
 全シーン・全カット終了です!
 おつかっしたぁ!」

 
 
 
 

すでに、仕事の無いスタッフが
バレた23日の午前7時。




数人のスタッフに向けて僕は小さく叫んだ。


 
 
 

※まめ知識
  「たかが映画、されど映画」
  こんなに辛いのに、
  こんなにしんどいのに、
  また、仕事を請けてしまう。

  すでに生活の一部になりつつある。

  たかだか90分前後の映像でしかない。
  TVやビデオ・ゲームに押された
  娯楽の一部でしかない。
  
  でも、

  「たかが映画、されど映画」なのだ。

本日撮影したシーン
S#120/122/10/12/66/121/123/125/128
S#64/89/26/35/37/39/91/34/36/38/40
S#62/90/102