新・カチンコ日記2

根無し草男の映像日記

本家・カチンコ日記 第327回~第340回

先日惜しまれつつ閉鎖してしまった。 演劇ブック主催サイト アータウン内の映像サイト『モータウン』にて連載されていた日記 「長谷巌一郎のカチンコ日記=本家カチンコ日記」を転載しています。 各日記には楽しい写真が載っていましたが サーバー容量の関係上割愛させていただきました。

では、どーぞ!

第327回
「電化製品が好き」(1)
2003年11月29日

インドネシアから帰宅してはや6日。
行ってる間に仕事が山積みか?
なんて甘いことを考えていたら、まったくなかった。。。
留守電にもメールにもなーんにもない。

なので、腹いせに電化製品を買いにいくことにした。
まあ、必要だったから買いに行こうと思ってたんだけどさ。
なにを買いに行ったか?

ひとつは冷蔵庫。
結婚してからずっと一人暮らし用のやつを使ってたから
もう積載能力が常にいっぱいで新しいのを
買おうと思ったわけ。
んで、すげーでかいやつを買った。
これがすごい。
でかいのに今までのやつより省エネで勝手に氷までできちゃう。
勝手に氷ができるってなんだ!すげーぞ!
うーん、日本万歳。

んで、もうひとつは前々から欲しかったんだけど
ノートパソコンを買った。
また、バイオノートにしたんだけどさ。
これが、軽い!
すげー軽い!
今までのPCが3キロ以上あったのに
これはそれを凌駕するスペックなのに
軽さが半分!
なんなんだ!これは!

もう素敵すぎる!
電化製品万歳!
電気大好き!
機械大好き!

次は洗濯機を買うぞ!

ん?次の仕事は?

第328回
「電化製品が好き」(2)
2003年12月5日

一昨日、大仏って本当にでかいのかと確かめに鎌倉へ行ってきた。

帰り道の昨日、中華が喰いたくなって横浜は中華街に行った。

んで、今日は忘年会で表参道へ…

インドネシアの帰国後から全く仕事がない

僕は暇を持て余すタイプなので本当に辛い
鎌倉横浜ツアーで金も使い果たしいよいよピンチである

まあ、ピンチはピンチとして昨日いいことがあった。
横浜で飛び込みでホテルを予約したのだが
行ってみてびっくりした。
なんと通常料金でスイートルームにしてくれたのだ!

とてもラッキー!

第329回
「電化製品が好き」(3)
2003年12月6日

昨日の忘年会で営業した成果が早速あった
仕事が入りました!
うーん素敵!

しかし、今月は3日しか仕事が入ってない
大丈夫か俺?
年は越せるのか?

HPをご覧の皆さん!

早速電話しよう!

第330回
「気がつけば年末」(1)
2003年12月9日

夏に映画をやって気がついたらもう年末である。
秋らしい秋を感じないままに冬直撃な感じ

インドネシアに行っていたせいかもしれないが、
最近とっても寒い。
今日はロケ撮影なんだけど、
もうすでに「ももひき」着用だもん。

 * * *

寒い!
寒過ぎる!

都内から横浜へ移動してのナイター撮影。
風は強いし気温は低いしで体はコチコチだ
尚且つ現場のエンドが決まっていて
それまでに全て撮り終えなくてはならない
15時から23時までノンストップでなんとか終わった…

体が芯まで冷えてしまった。

まあ、こういう撮影だからこそ呼ばれたんだが…

あー!

もっと仕事こい!
仕事沢山こいやー!

もう仕事納めか?

第331回
「いよいよ公開!」
2003年12月11日

8月に撮影した映画『千年火』がいよいよ公開される。
まだ、九州地区だけでの公開だが
来年には全国公開される予定である。

九州にお住まいの皆様。
12月23日(祝)そぴあしんぐうにて
映画『千年火』公開します。

僕の初助監督チーフ作でもあります。

全国公開時にはまたお知らせしますが
取り急ぎ九州地区のみなさんは
是非ご覧になってください。

そして、感想などを掲示板などに書いてください。
(もちろん千年火HPの掲示板にも)

 * * *

今日は「LOVE ASIA」九州ロケの打ち合わせがあった。
こちらもいよいよ最後の撮影となる。
インドネシア、東京、博多と世界の3大都市を
又にかけたロードムービーである。

放送は2月28日14:05から!
※↑重要ですよ。

フジテレビ系列で放送です。
皆さんこちらも見てください。

感想もがんがん書いてください。
HPも近日中に公開予定らしいです。
テレビ西日本のHP内にできます。

できたらお知らせします。

 * * *

うーん。なんか宣伝ばかりになってしまったな。
まあ、今回だけはゆるしてください。
つーか、僕が関わった作品だからいいよね?
だめ?

第332回
「気がつけば年末」(2)
2003年12月13日

今月はまったく仕事の電話が鳴らない。
昨日なったのは村本さんが

「ボイスワープの設定をしたから試しにかけて」

という随分と勝手な電話だった。
しかも1時すぎてたし。

結局、設定はまるで駄目で後日取説を読みに行くことになった。

やれやれ_(._.)_

第333回
「気がつけば年末」(3)
2003年12月15日

もう早いもので15日(月)である。
あと半月で年越しかと思うと憂鬱になってくる。

さて、最近暇なので、とりたてて書くことがないのだが
なんかしら書くことにする。

あ、そうそう、村本さんが携帯電話を
カメラ付きにしたそうで
俺のところにもガンガンにIショットが送られてくる。
事務所に置いてあるフィギュアの写真やら
仕事中の風景やらである。
まあ、なんともない写真なのだが
続けざまに送られてくるものだから
俺の携帯がうるさく鳴ってかなわない。
最近は暇が故に携帯の音には
敏感になっているのに
ガンガン送られてくると
いちいちびっくりしないといけないのだから困る。
新しいもの好きな人だから
ぼちぼちしたらすぐに
”飽きて”くれると思うのだが。。。

その内、舌先三寸日記にも
写真付き日記が掲載されるのではないかな?

んで、今日は久しぶりにダーツをやりに行こうと思っている。
「千年火」撮影チーフ新井さんからメールがきたのだ。
ここ最近は仕事ばかりで全くダーツに触ってなかったから
腕が落ちているだろうと思ってさっき自宅で練習してみた。
したら、もう、全くだめ。
全然ブルに行かないの。

ちょっとショック。

話しが変わるけど
おとといの夜にカメラマン大塚さん主催のパーティーに行ってきた。
およそ俺には似つかわしくない雰囲気であったが
楽しく過ごさせてもらった。
んで、そこで、本の編集のアシスタントをしている方に
お会いして話しをしたら
今度作った本を是非読んでくれという
しかも、今持っているから「あげる」というのだ。
無料だし貰っておいた。
まだ、発売されてはいないそうだが
高橋歩 著 「人生の地図」という本だ。
発売されたら是非読んでみて欲しい。
いつも自信満々で悩みなど全くないと
思われている俺だが(半分は当たっているが)
すごく響くものがあった。
掲載されている写真もすごく良い。
悩み多き方は必読の本だと思う。

ここで一つだけ掲載されている言葉を

「自分の仕事を嫌っているような
       クソッタレだけにはなりたくない」

この言葉とともに良い味をだしている
機関士の写真が載っている。

発売がいつだか聞いてなかったので
読みたい人は書店に聞いてね。

それで、まあ、明後日から九州にロケに行くんだが
『千年火』のサード助監督をしてくれた
九州在住の藤井を呼ぶことにした。
あれから、自主制作映画を作ったりして
自分なりに映像への思いを満たしているらしい。
しあさってのロケでは存分に暴れ回って欲しい。

駄目だったら”キレる”からね。

第334回
「気がつけば年末」(4)
2003年12月17日

九州に来ている。

サラリーマンに混じり9:15の飛行機に乗った。
飛行機のチケットを取ってから
時間変更があったため中アキしている。

ホテル近くでマーボー丼を食べた。
ふらりと歩いてみるとなにやら丸い屋根が見えた。

福岡ドームかしら?」

野球はおろかスポーツ全般に詳しくない俺にはよく解らない。
だから別にあれがドームであろうとなかろうと気にしない。

さて、まだ時間が余っている。
今年はホテルやら合宿所やらが多くて気が休まらない。
ここはインドネシアのホテルよりは綺麗で快適だが狭い。
痛し痒しと言った所か。

明日は2月28日14時05分から放送の

「Love Asia 花びらの舞う海へ(仮)」

の九州ロケがある。
だからどーだって訳じゃないが放送はどうか見逃さないで欲しい
多分、俺も出てる。
現地の人に混じってな。
そんな僕を探すのもまた一興じゃないでしょうか?
違う?
違うね。
違うに決まってるやね。

あ、そろそろ打ち合わせなんで…

第335回
「さらば我が友」
2003年12月18日

今日で全ての撮影が終わった。
「LOVE ASIA 花びらの舞う海へ(仮)」
インドネシアからスタートして、銀座、新橋、、、、
そして今日九州は糸島というところでクランクアップ。
長い長い撮影という戦いも全て終了だ。

「西島さん、全シーン全カット撮影終了です!おつかっしたぁ!」

は、肩ナメの遺影というなんともないカットであった。

「あ、そうですか。どうもー」
みたいな感じ?

まあ、仕方ない。
これが撮影の常というものだ。
最後のクランクアップも地図の物撮りという
勢いもアドレナリンも出ないカットだったし。
前の『千年火』でも言ったかもしれないが
大体において撮影のクランクアップつーのは
小物撮影か実景撮影だったりするのだ。
なんか、しらーって終わる感じ。

俳優部含めここまで仲良くなった撮影も珍しいし
終わるのが切ないのもJ社CM以来かもしれない。

やはり楽しい事が終わるのは悲しいものだ。

 * * *
 
 
 
 
今日、夜、母から電話があった。

「ラッキーが死んだ…」

ラッキーというのは俺の実家で飼っている
シベリアンハスキー犬である。
14年間生き、俺が家を出てからずっと母の話相手を務め
また、パートナーとして番犬として活躍してくれた。

高校に進学する直前くらいにラッキーは家にやって来た。

ラッキーは小さくて、コロコロして、
ブルブルと震えていた。
家中の匂いを嗅いで周り
いきなり隅っこにおしっこをした。
朝、貰われて来た時は
名無しの犬だったけど
家に帰ったらラッキーはもう「ラッキー」だった。
すでに、母は「ラッキー」と呼んでいた。
義父が犬を貰ってくると言った時
正直、俺は反対した。
  
  
  
俺は過去にも犬を飼っていたことがある。
名前は「ポンタ」という雑種の犬で
見た目が”たぬき”っぽかったから名づけた。
その当時はアパート暮らしてだったので
家では飼うことができず
「ポンタ」はおじいちゃんの家に預けることになった。

犬が欲しいと駄々をこねた俺は
ご多分に漏れず「毎日散歩をすること」などを
約束させられて飼うことを許されたのだ。

毎日散歩に連れていかなくなったのは
ものの数ヶ月後だった。
「ポンタ」はおじいちゃんの家に預けっぱなしになり
散歩はたまにしか行かず世話自体しなくなった。
かわいそうな「ポンタ」はいつしか
おじいちゃんかおばあちゃんが散歩に連れていくようになり
俺よりもおじいちゃんに慣つくようになっていった。

が、限界も数年でくることになる。
日に日に大きく強くなる「ポンタ」を
おじいちゃん達では散歩させることができなくなったんだ。
「ポンタ」の散歩は毎日から2日おきになりだんだんと
回数が減っていくようになった。
散歩に連れて行かれなくなったことにより
「ポンタ」の周りには自分の糞や尿が溜まることになり
俺も触ることすら汚いというか怖い犬になってしまった。

まったく持って俺の責任で誰が悪いって俺が悪い。
  
   
  
  
   
自分でもわかっていたけど、どうしようもなかった。
  
  
  
  

おじいちゃんの決断で保健所に連れていくことになった時。
「二度と「ポンタ」に会えない」と聞かされて
もう一度やり直すと言ってみたが、
おじいちゃんは限界だし、俺が本当に毎日
世話ができるかどうかもも疑問だと諭された。

今でも軽トラックの荷台から「ポンタ」泣き声が聞こえる。
絶対に忘れることができない。
保健所に近づくにつれて泣き声は小さくなった。

もう、あんな思いはしたくない。

俺の責任放棄のつけを払ったのは
「ポンタ」自身なのだ。
俺のわがままの犠牲になったのは
あの犬なのだ。
  
   
だから、もう、犬や動物は飼いたくないと
考えていた。
だから、「ラッキー」を貰ってくることを
一番反対したのは俺だったのだ。
でも、犬を欲しがったのは母であり
一番可愛がったのも母である。
その可愛がり方も半端ではなく、
たまに家に帰ると躊躇なく俺のことを
「ラッキー」と呼び、飯は「ラッキー」より遅く出され、
「ラッキー」は手作りの飯で
俺はスーパーで買ってきた
お惣菜かカップ麺を出された。

「ラッキー」は俺に飼われなくて本当に幸せだったと思う。

14年は大往生ではないか。
母と風呂に入っている時に
フッと亡くなったそうだ。
ちょうど引越しの準備をしていたから
「ラッキー」は足手まといにならないようにしたんじゃないか、
自分から身を引いたんじゃないか、
きっとそうだよと母が沈んだ声を出していた。
   
  
「さらば、我が友」
俺の代わりに母の傍にいてくれてありがとう。
俺の代わりに俺をやってくれてありがとう。
母に友達を作るきっかけを与えてくれてありがとう。
14年間お疲れさまでした。
  
  
もし、「ポンタ」に会ったら仲良くやってくれ。
「ポンタ」はお前に嫉妬するかもしれないけどな。

終わりは常に物悲しい。
始まった以上は終わる。
終わるのは悲しいけど
終わらないのは苦しい。

さらば、我が友よ。
14年間ありがとう。

もう、書けません。
すいません、湿っぽい話しで。

第336回
「気がつけば年末」(5)
2003年12月20日

「LOVE ASIA 花びらの舞う海へ」
タイトルから(仮)が消えました。
このタイトルで放送されます。

オフライン編集2日目。

懐かしさを噛み締めながら地道な編集作業が続く。
が、懐かしさに惑わされると
編集というのはうまくいかない。
いくら、苦労して撮影したカットでも
無下に捨てて行かなければならない。

「あー、このカットしんどかったねぇ。でも、いらない」

だったら撮影してる時に言ってよ!
それだけ楽になったのに!

と、思うよね。

でも、仕方ない。
そういうもんだ。
昔ははっきりいってむかついた。
なんで、始めからわからないの?って。
しかし、土台無理な話さ。
演出をやってみて痛いほどよくわかった。
だから、Dirや監督が
「撮りたい」というものは
努力の範囲で叶うなら撮影しようと考えることにしている。

でも、たまに撮影した後で
「どこに使うんですか?」とか
「使いづらそうなカットですな」って言ってみる。
確信犯的なDirとかだと
「はははは」とか笑ったりして面白し
「え!うーん。やっぱりそう?うーん」とか
悩んでしまうDirもいたりする。
正直に「ごめん!」って言う方とかね。
でも、撮りたいんだもんしょうがないさ。
撮りたいなら撮ろうぜ!

と、まあ、インドネシアと日本で撮影した分を
ざくざく切っていく。
たまに、瀬木さんは「この後つないでおいて」
なんて言うから気が抜けない。
さっきも、九州ロケ分をつないでおいてって言われたとこだし。
うとうとしてたら、すげーやべー。

今も、隣では瀬木さんが編集機の前で
作業している。
隣でメールを打っているなんて
どーいうことだ!って感じだね。
すいません。。。

 * * *

村田少年から電話があった。
村田というのは映画『千年火』の主役の少年である。

初日の舞台挨拶が不安なのかもしれないが
俺が舞台挨拶に顔を出すのかどうか聞いてきた。

「フッ、まだまだ子供だな」
子供なのは、当たり前だけど。

それで、九州方面の方々はもう23日の予定は決まった?
新宮の「そぴあしんぐう」で公開するからね。
是非来てね。
また、九州地方では色々な劇場や公民館などでも
公開するのでご自宅の近くで公開の際は
必ず見てください。

よろぴく。

「ラッキー」のことを思い出さないように必死だ。
強くなれ、俺。

第337回
「気がつけば年末」(6)
2003年12月21日

モロに寝坊した。
激モロ。

8時集合なのに
起きたのは10時。

もはや遅刻とか遅刻じゃないとかじゃない。
もう悪趣味とかしか言いようがない。

さて、とかいいつつ何気なく
オフラインに参加。

「ういっす」
「ういーっす」
「どうも、すみません」
「ういー」

ってな感じでOK。

まあ、これも俺の人徳のなせる技だと思う。

あ、嘘だよ。嘘。
最近信用する人が多いからなぁ。

オフライン編集も3日目になると
いよいよ佳境へと近づいていく。
ジャワ島→バリ島ロンボク島→フローレス島の
ロードも現在はロンボク島の後半に入っている。
明日の4日目にでも最終目的地の
フローレス島に入るだろう。

よし!
何度も言うが
放送は2月28日だよ

よろしくね

第338回
「気がつけば年末」(7)
2003年12月23日

「LOVE ASIA」のオフラインも大きくはカタがついたので本日帰京する。

が、その前に新宮に寄って行こうと思う。
今日は公開初日舞台挨拶がある。
8月の撮影以来だから3ヶ月ぶりになる。

撮影中あんなに天気が悪かったのに
今日は素晴らしい快晴だ。
舞台挨拶に丹波さんが来るからそのせいかもしれない…
もはや、すごいというより恐い。
 
 
 
さすがに地元。
沢山の方が見にこられている。
全ての上映回でこうなることを望む。

また、会場である”そびあしんぐう”では
現場や準備中にで撮影された写真やらが
展示されていてなかなか感慨深いものがある。
この写真を見るだけでも楽しいので
お近くの方は是非足を運んで欲しい。

新宮に来てみると撮影時にお世話になった方や
九州側スタッフ・俳優部が沢山いた。
特に子供たちは3ヶ月で見違えるほど大きくなり
子供から少年・青年の顔付きになってきて驚く。

あ、舞台挨拶が始まる!

 * * *

福岡発20時45分の飛行機に慌てて飛び乗った。
もう少しで乗り過ごすところであった。

それもこれも、最後まで新宮で舞台挨拶を
見ていたからに他ならない。

走って走って(珍しく全力疾走)空港に
到着するとちょうど15分前で
なんとか搭乗手続きを済ませることができた。

普段俺は、仕事以外で急がないので
本当に珍しい。
以前に一度飛行機を乗り過ごしそうになって
手痛い金額が発生したものだから
それが気になってつい走ってしまったのだ。
到着してみるとなんのこたぁない
全然楽に間に合ったみたい。

「ちぇっ、、、」

まあ、いい。

しかし、こんなに急ぐのは本当に嫌だね。
普段仕事で人を急がせたり、早めたり、煽ったりしてるので
自分がプライベートなどで急かされるとかなり参ってしまうよ。
しかも、これから高速バスに乗るのだが
到着時刻から15分ほどで出発なのだ。
これは、相当間に合わない可能性大。
走るのは嫌だけど、バスには乗りたい。
でも、夕食がまだなので何か食べたい。
走らなければ何か食べれるけど
乗り換えの面倒な電車に乗らないとならない。
でも、楽チンなバスに乗ると何も食べることができないから
恐らくバスの中で腹が減って眠れないかもしれない。
どっちも叶える方法はあるのか?

ない。

第339回
「滑稽な機械」(2)
2003年12月26日

どうやら今年はもう仕事がこなさそうだ。
23日で仕事は納めたことになる。
  
  
去年は27日まで仕事していたので、なんだか淋しい感じだ。
  
  
さて、今日は村本さんに呼び出されて下北沢に行くことになった
忘年会は29日予定なので今日は違う会なのだろうか?
だいたい仕事に関してもスケジュールの確認くらいしかしないで、
引き受けたりしているので具体的なことを聞かない場合が多い。
仕事なら後で制作部に聞くのだが
こういったプライベートな場合は少し困る。
  
  
いったい今日はなんの会だろうか??
あー、なんか小心者だなぁ。
  
  
そんなどーでもいいことを考えてたら下北沢についた。
  
  
あ!
店の場所すら聞いてないや!
  
  
  
なんとかなるかなぁ…
  
  
  
第340回
「今年こそ…」(1)
2004年1月1日

皆さん明けましておめでとうございます。

とうとう、1月の仕事が決まらないまま
年を越してしまいました。
新年早々に路頭に迷う我が家でございます。

さて、景気の悪い話しはこれくらいにして
いきなり新年から去年の話しをする。

年末の29日。
俺は村本さんと貝本さんと忘年会を開催していた。
海鮮鍋をつつきまわし、
ケーキをむさぼり食い、
生春巻きをほおばった。

そして、村本さん自慢のプラズマ液晶TVを見に行った。

これが、すごい。
TVの大きさもさることながら
その画質の圧倒的な美麗さに驚愕なのだ。
アラビアのロレンス」をDVDで鑑賞したのだが。。。
もう、砂がすごい。粒がよくわかる。
粒がわかるからすごいのかと聞かれたら
そういうこじゃないのだが。
綺麗ってこういうことなのかと思う。

儲かったら買ぞ。きっと。。。

んで、村本さんから大量に洋服やら靴やらを貰う。
毎度村本宅に伺うと利益還元セールのように
ほとんど来ていない洋服や靴を
まるでサンタさんのようにお配りにならせられる。
大体、村本さんの持ち物は高価なものが多いから
我々貧乏助監督には大変にありがたいことである。
この場を借りて

「村本さん、ありがとう!洋服もいいけど仕事もね」

さて、さて、そんなこんなで大晦日になり
民放各局の格闘技番組を
コロコロ変えながら見る。
サップやら桜庭やらがガリガリ殴りあいをしている。

「あー、もうすぐ今年も終わりかぁ」

なんて、全く感じさせない番組編成。
どうなってるんだ?

まあ、いいけどさ。

と、まあ、仕事に関係の話しばかりの日記ですが
今年もよろしくお願いします。
質問や感想や文句や仕事の依頼など
返信100%ですからメールください。

では。